2010・08
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
2010/08/31 (Tue) 20話

karehai+(2)_convert_20100814101832.jpg

リリナが死ぬ直前、カレンとリリナはずっと話をしていた。
これからリーダーとしての生き方。
そして、昔話。

第2次魔王侵攻、第3次魔王侵攻。
この二つを支えてくれたのは間違いなくリリナだった。
それを感謝もしている。

そして、今度は自分がその立場になるのだ。
結局、3日3晩話しは続いた後、リリナはあの世へと旅立った。
グッゲンハイム1914年のことだった。









カレン「………。」
アイ「あ……あの。新任のアイ・ファルケンボークです。
   よろしくお願いします。
   リリナ司令官程ではありませんが、勇者様のサポートができるように頑張ります。」


リリナの死に立ち会ったその日。
イシュタル部隊のほとんどがカレンの前にいた。
これからのリーダはカレンが引き受ける。
そのため、挨拶と言ったところであった。










これからは私が演説をするのか……。
昔からやんちゃはやっていた。
その私が今では演説出来るほど偉くなったのか。
カレンは感じていた。
歳をくった。
それにつれて、周りの期待も大きくなっていることを。
それに応えなければいけないことを。





カレン「…私はみんなに戦いを強制する気はない。
    私は私なりに戦いというものを知っている。
    どれだけ残虐なものか。
    どれだけ凄惨なものか。
    どれだけ理不尽なものか。
    私は最前線で戦いっている私は理解している。
    戦いなんてやるもんじゃない。
    戦うかどうかは本人の意思だ。
    それが一番だ。
    
    デュミナスの帝国支配が絶対的に正しいとは思わない。
    世界を救い、世界の秩序を守ってきた。
    それは事実だ。
    誰かが世界のトップに立って、世界をリードしていかないといけない。
    それをデュミナスが担っているだけだ。
    間違っていること、ゆがんでいることは・・・確かにたくさんあると思う。
    
    だが、どうんな高潔な理由にしても、自ら戦争を起こす魔王は私の中で絶対悪だ。
    1次はともかく。
    第2次、第3次魔王侵攻は魔王クロンが自ら戦争を起こした。
    そして、多くの人が死んだ。
    
    デュミナスが倒れれば、間違いなく世界は混乱する。
    世界をリードし続けている国家なのだから。
    倒れたとき、一番苦しむのは誰か?
    私ら軍人でもなければ、政府高官でもない。
    弱者である国民だ。
    世界が混乱して一番苦しむのは市民である、力のない者だ。
    
    ・・・それは絶対に避けなければならない。
    どんなに傷ついても、屍を重ねようとも、
    弱者が苦しむのは避けなければならない。
    だから、私は剣を捨てない。
    
    その屍を超える。
    超えて、聖剣グラストも持って。
    今ある安寧ある生活を守るために。
    
    散った者たちと共に。
    弱者の生活の安寧を誓って魔王と戦い続ける。」






それが勇者と魔法使いの誓いであった。
前任リリナ・ベーラス、新任のアイ・ファルケンボーク。
そして、カレン・エスタークとの。



世代が変わっても、誓いは変わらない。
人が変わっても、誓いは変わらない。
勇者と魔法使いの誓いは不変のものだった。



21話へ

スポンサーサイト

未分類 | trackback(0) | comment(4) |


| TOP | next >>

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード