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2010/11/29 (Mon) 8話

satukiken_convert_20101129112355.jpg


サツキ
「ムキイイイイイイ!!!!財宝がねえええ!!!」

サツキは怒りまくっていた。
財宝を見つけて、
テンノミナツに対抗しようと思ったが肝心の宝がないのである。

いや、宝箱はある。
……が、中身がないのである。


これは修練の洞窟の試練の一つである。
光の最高精霊エクスダスの魔力によって、財宝があるように見せている。
しかも、タチが悪いことに光の精霊の信託付きである。
挑戦者はそれに騙されて、洞窟を後にするのである。


……のだが、サツキの絶対的な不運スキルが発動しまくっていて、
宝がない状態になっているのである。



そのほかの修練もほぼ反則的な行動で突破していった。
敵が現れれば、あらゆる手段を駆使して・・・・逃げた。
トラップは持ち前の察知力で避けた。
欲望や誘惑のトラップは不幸スキルが発動して効力がなくなる。






サツキ
「こうなりゃあ奥までいくぞおおおお!!!」

……サツキは光の扉からその奥、洞窟の最奥へとたどり着いた。
そこは光に満たされた世界。
物質は存在せず、ただ光が存在する空間。




それをおかしいと見つめていた精霊がいた。
いうまでもなく、光の最高精霊エクスダスである。



もともとこの辺境の森は光の最高精霊エクスダスが住まう土地。
クランシュトカが管理し聖地として崇める場所。
そして国がエクスダスの力を授かるにふさわしい人物。
それを認めた聖騎士だけがこの修練の洞窟に挑む資格を得る。



だが結局1900年間。
修練の洞窟の最奥へとたどり着いたものはいなかった。
どんなに清廉潔白で品行方正な人物であろうとも危険な数々の修練で肉体と精神をすり減らした。
しかし、そこに甘い誘惑を与えられることで陥落してきた。




だがエクスダスは信じていた。
自分の下にたどり着くのはその試練と誘惑すら超えた"人の上に立つ者"だろうと。






・・・・・・が、たどり着きそうな人物は俗物まみれの村娘だった。
というよりか、盗賊の類に近い。

はっきり言おう。
今までの挑戦者の中で最悪の人材である。


力もない。
清廉潔白な心もない。
欲望まみれでそれを隠すこともない。
これだったら、
今までの挑戦者に渡せばよかったと後悔するような人材である。






エクスダス「……」
こんな奴に信託を委ねるのか。
…と率直にエクスダスは思う。

しかし、修練の洞窟を突破したものに信託を委ねるのは1900年前からの取り決め。
それを覆すことは光の最高精霊の威厳にかかわること。
それはそれでマズイ。

だからエクスダスは決断を人間に委ねることにした。
もしかしたら辞退してくれるんじゃないだろうかというささやかな願いを込めて。







エクスダス
「汝、力を欲するか?」

サツキ
「あの馬鹿デッカイ竜を倒すために力が必要なんじゃ~~!!!
 能書きはいいから、くれるんだからさっさと寄越せ~~!!
 ギブ、ミー、パワー!!!!」






キュイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!
サツキの手に光が急速に集結し始めた。



サツキ
「おおおおお!!!
パワーじゃ。パワーー!!!
p・o・w・e・r。
グレイトパワー!!!!」



手を放そうとするが光はぴったりとサツキの手についた様に離れない。

その光が棒状に変化し、それが徐々に剣の形を成していく。
最後にひと際眩い光を放った後、サツキの手には光り輝く聖剣が握られていた。








エクスダス
「それは…本当に必要か?」


サツキ
「当たり前じゃああ!!!
 もらえるモノはゴミでももらえ!!
 それがサツキ・クリストのポリシー!!!」




ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!







テンノミナツ「ѮѮѮѮѮѮѮѮѮѮѮѮѮѮѮ!!!!!!」



サツキ
「きたあああああ!!!
 デッカイ竜が出てきたあああ!!!!
 ファンタジーの主人公は少年少女!!
 ということは私が主人公!!
 キャ!!
 そして、ファンタジーの敵と言えば龍!!
 これを倒して、私は英雄になって、
 お金持ちになるんじゃあああ!!!!」



エクスダス「……………。」

サツキ「どうしました?」

エクスダス「何でもない。」






サツキ「納っ豆~~~~!!!!!!!!!!!!」


ザシュウウウウウウウウウ!!!!!

サツキはそれを奇妙な掛け声と共にエクスカリバーを一閃。
放たれた光の怒涛で岩石をすべて薙ぎ払ってしまった。

あまりにもあっさりと切り抜けられてしまったことに
テンノミナツが驚いている隙にサツキが走り込んでくる。

その太刀筋はただの素人で武器を振り回しているだけ。




サツキ「焼き豚あああああ!!!!」
ザシュウウウウウウウウウウ!!!!!


サツキ「チャーシュー、メーーーーーーーーーーン!!!!」
サジュウウウウウウウ!!!!




荒唐無稽な掛け声のもとで振り回すサツキ。
魔力も使わず、少女の腕力のみで振り回すエクスカリバー



あのカレンの聖剣グラストのフルパワーで怪我を負わせるのがギリギリである。
当然、サツキの攻撃など。。。。。。





テンノミナツ「ਈਈਈਈਈਈਈਈਈਈ!!!!!」
効かない。






サツキ
「きかねえええええ!!!!
 あれだけ壮絶なことののたまわっておきながら!!
 全然効いてねえええ!!!
 ちょっとおおお!!!
 私にガラクタを押し付けたんじゃないでしょうね!!!」


エクスダス
「貴様、失礼なことを言うな。
 ダメージを与えれてないのは貴様が未熟だからだ。
 光の最高精霊エクスダスの精霊製造兵器はグラストにも並ぶ破壊力があるぞ。」







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