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2011/03/02 (Wed) 2話

星眺め涙


しかし、目が養われた割には大した男を選ばなかったな……
というのが私の感想だった。





選んだ男は没落しかけの下流貴族。
男自体も大したことがない。
大人しく素直なのがウリの奴だった。
…性格がかなり変だが。







それが今の旦那になっているわけだが、
その旦那との結婚自体は後悔はしていない。
私を自由にさせてくれる包容力という面では一番の男だ。
そう思っている。







男っていうのは独占欲の塊みないなものだから、
そう言った面では一番だったな。うん。





まあ……しかし、この結婚には私の親は安心。
旦那の家族はびっくり仰天。
私の親が安心というのは……つまるところ。
謀反や反乱の心配がない家系と結婚したことだろう。
私みたいな立場の場合はなにかと利用されやすい
そういう立場だったから。
旦那の家族は貴族とは言え身分違いの結婚にびっくり仰天だった。
没落寸前と言うよりかは、没落している貴族。
旦那の家族は母ひとりと昔から使えている使用人一人。
そして旦那。
あるのは昔からある家ぐらいだ。
全く金にならない貴族。
言うまでもなく旦那が婿養子になる。
旦那の家系はつぶれる。
めでたしめでたし…。
かな?
多分。










親の敷いたレーンを辿って生きた。
その道はそれなりに楽しい道なので親には感謝だ。
親はそれなりに私に選択を与えたし、自分も後悔はしていない。
16歳になったら、私は娘を産んだ。
早い方かな?
私らの兄弟にしては早い方だったが、
結婚も出産も人それぞれだろう。
ここまでは順風満帆だった。
何も不安も後悔もない生活だった。











崩れ始めたのは――――――――――。
娘が行方不明なったときからだった。
この時が幸せだった。
私は死ぬ間際までそう思った。
いつだって、娘が生まれて育てていた時。
その時が幸せだと思った。
過去は過去。
時間は過ぎていく。
それを取り返すことはできない。
それは絶対の摂理だ。
誰にも歪めることはできない。
たぶん神様でも。

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