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2012/02/01 (Wed) 6話

ライサ森夜800×600


バキ!!


バキ!!!



兵士
「ぐ・・・・・な…なんなんだ……。」



バタン――――。






ユキノ
「以下省略………。……はあ。刀を抜くような相手が良かったわ……。
 ……んん!!!何を言っているのかしら。ユキノヒイラギ。
 少女を暴漢した兵士たちをとらえたのよ。女性剣士として最高の誉れ。
 栄光に思うことはあっても、残念な思いになってはいけないわ。」





後は魔王に連絡を取りろう。そうすれば後片付けはあっちでやるだろう。
私はさっさと引きましょう。…まあ、物足りなさはあるが。
それでも、襲撃されたという事実を未然に防いだのは事実だ。



確かにあんな雑魚に責められても襲撃されたという事実は残る。
それが街の住民の不安にもつながる。それを避けることができたのだ。
誇りに思うことであり、物足りなさを感じる必要性はどこにもない。








・・・・。
・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・しかし。


本当に何もない。
この後アレクサンドラなどが登場する。
罠の可能性もあって警戒しているが何もない。
警戒が解かれた瞬間何かある・・・と思っていても何もない。


どうやら本当に何もない。
・・・・どういうことだろうか。
罠にしても変だ。そして進軍にしても変だ。
まるで私に倒れてくださいと言わないばかりだ。



何かあれば魔王が連絡する。
あのあざとい魔王のことだ。何かあれば絶対に気づく。
勇者とのいざこざ以降、ちょっとのことでも神経質になっている。
策謀には過敏な男だ。あの男を超える計画力があるとも思えない。
単純に哨戒と偵察だけか。
状況を確認するために捨て駒を出した。
そう考えるのが妥当か。
・・・それにしてもその役を買って出る兵士がいるとも思えないが・・・。



・・・・セリス・ナーナウィルのような綺麗事を言う気はない。
手を取り合えば仲良くなれるなんて理想論を語る資格もない。


私ができるのは外敵を駆除することぐらいだ。
政治的な平和は魔王がやるだろうし、政治家に任せればいい。


このような小さないざこざを防ぐだけでも、市民の笑顔が守れる。
それは誇らしいことである。
私はエルフや獣人を守るために刀を振るうだけだ。





ユキノ
「世界は雨の降った泥のように汚く。
 ハイエナが死肉を漁るように欲望に渦巻いている。
 世界は空のように澄んでいて美しい。
 子を抱く母のように優しさに満ちている。
 私たちはそんな生々しい生物である。
 美しい生命ではないかもしれない。
 だけど、そんな生命だからこそ私は大好き。
 そんな度し難いい生命だからこそ。
 心の奥底からみんなが分かりあってほしい。
 手を取り合って、平和にみんなで生きてほしい。」





・・・・不思議ね。たばこを吸いたい気分になったわ。
たぶん、吸ってもケホケホ言っちゃうんだけど。






世界はセリス・ナーナウィルの言うように平和になるのだろうか?
そんな日がいつか来るのだろうか?
こういう過酷な世界で生きてきた彼女。
それでも彼女は平和を語り続けた。
ショコラの姿を見てそう思った。切実に思った。


こんな光景を見続けても。
それでもセリス・ナーナウィルのように綺麗事を言い続けれるだろうか?
平和であってほしいと願い続けられるだろうか?
私はそう思った。

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