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2012/05/11 (Fri) 6話

11_convert_20120430171825.jpg

ユキノ
「・・・・・・・炎の紋章よ、私にささやきたまえ。
 その炎は陽炎のごとく。太陽に注ぐ水蒸気のように。
 


 その陽炎は無限のごとく。その水蒸気は絡めて広く。
 その幻影は分身のごとく。無限の分身が広がる。

 そうは同心円状に広がり。幻は夢のように広がるであろう。
「『炎』上級精霊ヒムラを奉る。『炎分焔身(えんぶんえんしん)!!」


ヅウンーーーーーーー。






ドドドドドド!!!!!!




アレクサンドラ
「幻・・・・いや、分身か!!
 なるほど随分とやってくれるな。」

ユキノ
「いかにも。刀だけで戦闘はできないからね。私独自に魔法はあるの。
 ……けど、それ以上の説明は、あなたにはしないわ。」






幻ではない。
いわゆる水蒸気を使っての魔法である。
魔王のように幻覚を見せているわけではない。
自然現象として見せているのである。
しかも、分身一つ一つに炎をこもらせている。
これによって、微妙に熱さを持っている。
そのため、より実体かどうかを判別しにくい。
かなりギミックを凝らした魔法である。
あまり見せたくない技の一つである。
もちろん、これが焔流派の全てあるわけがないが。
それでもそれなりの手段の一つである。
もっとも、アレクサンドラは本能で動く。
対策も何もないとは思うが。





本来的にはこれは事前の魔法。
ここから焔流派の技を展開する。




・・・・・が、今回はその必要がない。
別に彼を倒すわけではないのだから。
今回はショコラさんを救えればいい。
だから惑わすだけでいい。




これで逃げる算段はできた。
流石にアレクも初見では判別がつかない。
ショコラさんを担ぎ上げて逃げる。
そして、廊下までたどり着く。














ショコラさんは返してもらったわ。
そうアレクにつぶやいた。
部屋に残した残像に言霊を残す、
私はショコラさんを助け駆け出した。













・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・が、最後にあの男の表情が見えた。
笑っていたよう見えた。
なぜ笑う。
どうして笑うのか。
私には分からない。
まさか、ショコラさんが救われるのは計算どおりだったということだろうか。
・・・・どうなのだろうか。
だが、せっかく取った誘拐である。
それをみすみす見逃す?
・・・・・分からない。
だが、どの道ショコラさんを救出するしかない。
私たちにその判断しかない。
それは判断のミスではない。
ここは逃げるに限る。
・・・・・・どのようなことに巻き込まれようとも。

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