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2012/12/01 (Sat) 9話

霍ッ蝨ー陬擾シ亥、懶シ雲convert_20121009175109


クロン
「マッチとは随分と賢い方法を使うな。おい。
 これじゃあ、証拠が出ないじゃないか。」

警察
「そうですね。精霊判定もできません。これじゃあ犯人の特定ができないです。
 あるいは本当に魔法が使えない人がやった…という可能性も。」

クロン
「それはあり得ないな。このグッゲンハイムの大陸で精霊に拒否された人はいない。
 地球やら魔界やら天界やら・・・どんな星からでも精霊は受け入れる。
 厳密に全く魔法が使えない奴がいたら、それはそれで恐ろしくわかりやすいがな。
 ・・・・・それはないだろう。個人的に会ってみたいが。」



・・・・・・クロンの言葉ではないが、捜査は難航しそうだった。
理由はマッチを使用していることだ。
マッチは多少精霊の恩恵はあるが、それでも精霊恩恵がないに等しい。
これではグッゲンハイムの警察は相当難航する。
なぜなら、グッゲンハイムはすべてが魔法と精霊がすべてである。
それに準じた捜査方法が確立されている。
どの精霊で放火をしたか・・・それが確定出来れば人がしぼることができる。
精霊が教えてくれれば、それこそ犯人が断定できる。
もっとも、悪事を働く精霊には精霊で罰則があるから教えることはあまりないが。
今回はその裏を突いた犯罪と言えなくもない。




警察
「マッチの購入元を・・・洗えるだけの捜査はナンセンスですね。」

クロン
「一日でどれだけの店がマッチを消費しているんだ。
 そんな物量捜査はできないだろう。大体グッゲンハイムの警察じゃ無理だ。」

アンリ
「いかがしましょう。」

クロン
「これで犯人を見つけることは無理だ…なんて市民に申し訳が立たない。
 地道な捜査をするしかないだろう。聞き込みをやってくれ。」

警察
「わかりました。」


警察が散り散りになる。
それぞれが聞き込みをやっているようだ。
だがあまり地道な捜査をしたことがない警察である。
それは魔法至上主義のグッゲンハイムでは見られないことである。
魔法を使うことによって、証拠を見つける。
それがグッゲンハイムの捜査方法だった。
それが使えない犯罪・・・ということで困惑している警察の姿が浮き彫りになる。




クロン
「・・・・あっぱれをやりたい犯人だな。
 魔法で支配されたグッゲンハイムでマッチで放火をするか。」

アンリ
「魔王様。」

クロン
「ンン!!!!!まあ、いいだろう。
 これじゃあ、犯人を見つけるのに時間がかかりそうだな。」



クロンは珍しく驚いた表情をしている。
今回の一件ではあまり動揺した表情を見せていない。
フリで見せたことはあるが、本心から驚いたことはない。
今回のマッチの犯罪は本心から驚いている。
それはアンリが見てもそう思った。




アンリ
「本質が見えているのであれば、魔王様が解決したらいかがですか?」

クロン
「私は魔王であって、リース・ガザルベルクじゃないんだよ。」

アンリ
「どういう意味です。」

クロン
「答えは示す気がないってことさ。答えはその者たちで見つければいい。」

アンリ
「・・・・・・・・・。」



リース・ガザルベルクの赤絨毯以降、神を信じる者はいない。
神様はすべてを見守るもの。その固定概念が広がっている。
それ以降、リースは答えを示す人物の模範となっている。
彼はそうなる気はないということだろう。





クロン
「・・・・・焦げ臭いな。」

アンリ
「火事ですからね。」


カチン。フーーーーーー。


クロンが煙草を吸う。
不謹慎ですよ。
・・・・アンリは言おうとして言えなかった。
煙草を吸うときは真面目になる時が多いからだ。
それを考えると、あまり言う気にはなれなかった。
そう思っていると、クロンは真面目な表情になっていた。
色々考えているように思える。




クロン
「さてと。ここは引き上げるか。」

アンリ
「そうですね。」




これ以上は収穫はない。あるとすれば、警察の捜査からである。
また執務室で待っておくに限る。引き際であった。

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