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2012/12/06 (Thu) 2話

煙草

クロン
「・・・・・・・・。」

アンリ
「・・・・・・・・。」

クロン
「・・・・・・・・。」

アンリ
「・・・・・・・・。」

クロン
「・・・・・・・・。」

アンリ
「どうして、警察の集めた資料をご覧にならないのですか?」

クロン
「いや、だって犯人知っているし。」

アンリ
「それだったら、捕まえればいいでしょう。
 一日も早くクロノス自治区に平穏をもたらすのも魔王の務めでしょう。」



これ以上は警察に任せた方がいい。
そう考えて、撤退した二人。
だが、クロンは帰ったらすぐに別の仕事に取り掛かった。
もちろん、それが悪いことではない。
首長は仕事がたくさんあるのである。
それをないがしろにはできない。
しかし、警察から集めた資料が届いてきても・・・。
それを全く見ようともしない。
忙しいからというわけではなく、単に全く興味がないからである。
理由は犯人が分かっているからという一点に尽きる。
それならば解決すればいいのだが。
・・・・・どうやら魔王はそれを解決する気はないようだ。






クロン
「私が捕まえたんじゃ意味がないんだよ。」

アンリ
「誰が捕まえたら意味があるんです?」

クロン
「お前か警察。」

アンリ
「・・・・・・・。」




・・・・・・意味が分からない。
というよりか、魔王クロンの真意が分からない。
彼は破滅主義者でもなければ、刹那主義でもない。
いや、その節はあるが。
彼は考えていることは常にクロノス自治区のなるべく長期間の平穏。
それは間違いない。
それを照らし合わせれば今回の事態はクロンの望むこととは逆である。
彼は平和を考えることはやめたのだろうか?
・・・・いやそれはあり得ない。
そうであれば、彼は首長をやめている。

アンリ
「申し訳ありません。その真意をお教え下さい。」

クロン
「それぐらいは教えてもいいか。私に頼りきりでは困るのだよ。アンリも警察も。
 そりゃ、どうしようもないことが発生した時は私に頼ればいい。
 こんなボヤ騒ぎまで私が関与する気はない。自分の力で解決してくれ。
 私は助言はするが基本的にノータッチだ。普通の仕事をさせてくれ。」

アンリ
「・・・・・分かりました。確かに魔王に頼り切りは良くないですからね。」


そこまで言われれば確かに良くわかる。
このあたりは確かに獣人やエルフが散在的に住んでいた。
それをひとまとめにしたのが、眼の前にいる魔王だ。
今では想像できないが、彼はぶっとばした魔力をと力を持っていた。
その力と知略を持って。
この地域をまとめそれをクロノス自治区と命名した。
・・・国家にしてもよかったのだが。
どうにも外交的なかねあいで自治区になった。
国土ということで言えば、小国よりも広いのだが。
そんな魔王である。
当然のように魔王が頼りになるのは間違いない。
だが、それに頼ってばかりでもダメである。部下も育たない。
いざ、魔王がいなくなったら最悪自治区は崩壊する。
今回はそうならないための手段と考えられる。・・・とアンリは思った。
そこで自分の考えを言ってみることにした。
助言は良いとのことだ。

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