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2012/12/21 (Fri) 8話

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アンリ
「今日も放火事件があったことを知っているかな?」

シオン
「ええ、キリクに聞いたわ。・・・・・けが人とかいなかったの?
 なんだか、この近辺に火事があるって聞くと…本当に怖いわね。」




・・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・。


・・・・・・・・とりあえず。
レスポンスは完璧だ。
ここからは犯人は出せないだろう。
興味深いのはキリクに聞いたこと。
近所ではない。
キリクから。
キリクが放火をした。
そして、素知らぬ顔でシオンに接触した。
何気なく分かれて、その後尾行した。



・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・。


・・・・・・・・考えられなくは無い。
同時に彼女が犯人であっても。
怖いということで同情を持たせる。
その可能性もある。
ここからいくつか話してみよう。
それで何か糸口が見つかるかもしれない。
アンリはそう考えた。





アンリ
「現場にね、マッチが落ちていたのさこの魔法で支配された世界で。
 だが、魔法保護を受けている建築物をマッチで放火するなんてな・・・。
 相当細かい計算力がいる。どこで燃やせばいいか、燃やす媒体は何か。
 そういうことまで計算し尽くして燃やしている。・・・・相当な知能犯だろう。」





心底困り果てた様子でアンリは書面を見つめた。
確かにそうである。
相当な知能犯である可能性がある。
単にマッチで放火したぐらいでグッゲンハイムの建築物は燃えない。
どうすれば燃えるか…ということを科学的に理解してないといけない。
そのための科学的根拠を知っている人物でないと、ボヤすら起こせない。
グッゲンハイムの建築物は基本的に魔力保護を受けている。
地震や火災などの外的なものから守るためにすべての建物に建築基準で決められている。





シオン
「・・・・・ふ~~~ん。それってすごいの?」

アンリ
「すごいなんてもんじゃないさ。かなりのものさ。世界でも万はいないだろう。
 相当科学知識がある人じゃないと。こんな犯行は不可能だ。」




アンリの言うとおり、このグッゲンハイムの世界は魔法がすべてと言ってもいい。
魔法の原初たる詠唱を覚えれば、魔法を唱えることができる。
科学知識を覚えている暇があれば魔法を覚えた方が建設的である。
無駄な知識とまでは言わないが。
それこそ一般人の感覚なら魔法を選ぶ。
もちろん、科学を否定しているわけではない。
それこそ科学の結晶はすごい。
電気やガス灯・・・電話・ラジオ・マッチ。魔力を使わずに利用できる汎用的な道具である。
これによって、一段と街の文明が上がったと言ってもいい。
最近では魔法と科学を融合した文明もできつつある。
だが、それは科学者たちの話だ。
アンリヤシオンのような人物には関係ない。



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