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2012/12/26 (Wed) 1話

living_朝



ゴシュゴシュゴシュゴシュ。





朝食を終え、歯磨きをしているアンリ。
昨日は色々あった。
今日は・・・・・何かあろうのだろうか?
それともないのだがろうか。
できれば何も無いまま終わって欲しい。
だが、そればっかりはアンリが祈っても無駄である。
他人の行動でもあるし。
運も絡まらない。
故に神に祈っても仕方ない事案である。





目下、最重要心配事項は放火事件である。
森が多かったが、街中で火事が発生した。
・・・・まあ、発生したというほどでもないが。
焦げ目が付いた程度だ。
これだったら、放火でもないかもしれない。
被害をつけるにしてももう少しあっても良い。
人気のいない家を燃やし尽くすなど。
・・・・どうにも火事にしても中途半端である。
その感が否めない。
まあ、そのあたりを気にしても仕方ない。
住民に不安を与えること目的だとしたら?




・・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・確かに。


死ぬと怒りを産む。
大切なものが破壊されると怒りと憎しみを産む。
被害は最小限のほうが恐怖を産む。
それは確かだろう。
それが目的だとすれば。


・・・・。



・・・・・確かに犯人は計画的。


かつ見つけづらいだろう。





ゴシュゴシュゴシュゴシュ。







もう一つはシオンのことである。
・・・・確かにスパイとしての容疑もある。
・・・・が、ひょっとしたら狙われている。
・・・・という疑いもないわけではない。
実際に、昨日の夜にあんなことがあった。
そうである以上は心配事項である。
彼女を警戒していて、実は犯人が別にいました。
・・・なんてことになるわけにもいかない。
彼女は実は被害者で。
単に放火事件の現場を見ただけの人。
そのショックで記憶喪失になった。


・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・。


・・・・・・・・。



考えられなくは無い。
実際にあり得る話だろう。





ゴシュゴシュゴシュゴシュ。




・・・・ということはだ。
両方を考えて彼女の対応をしないといけない。
片方では彼女をスパイと疑い。
そして片方では彼女を保護する対象として扱う。


・・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・。


・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・。



難しい。
非常に難しい。
なんだって、こんなに難しいのだろうか?
・・・と思えるような対応である。
実際に、これは困る。
・・・といえるような事象である。
スパイだったら、冷静に表面上の付き合いをする必要がある。
被害者だったとすれば、本当に優しくする必要がある。
でないと、不安状態だと記憶も戻りにだろう。
結局、両方の対応を迫られるというわけだ。

アンリ
「・・・・・・・今更になって、なんで彼女を僕に任せたか・・・・。
 分かるというものだ。確かにこれは・・・・・厄介だな・・・・・・。」



対応が難しい。
だからこそ、こういう役割が秘書に回ってきたのだろう。
確かに、ボディガードでもなく。
かといって、カウンセリングではなく。
そういう微妙な立ち位置にいる人を当てた。
確かにここまで読んで、魔王は判断したのだろうが。
それにしても、こういう事案がアンリに回ってくるとは・・・。
あまり思わなかった。
というのが、本音であった。

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