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2012/12/28 (Fri) 3話

魔王通り2(朝)


アンリ
「ふう・・・・・・・。少し待つな。」


シオンを病院に連れて行き。
そして、アンリだけ街中で待っている状態である。
予約は取ってある。
そのため、すぐに検査される。
30分もあれば戻ってくるだろう。
記憶喪失ということなのである。
そのため、病院で検査している。
何か病気や外傷を負っていても困る。
特別な変化があっても問題である。
そのため、定期的に病院には行かなければならない。
その検査である。
病院に行くのはあながち悪いことではない。



幸いにもシオンは素直に病院に行き、そして検査を受けている。
記憶喪失なのだから、当たり前なのだが。



・・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・。


・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・ということは。
シオンは正真正銘記憶喪失ということだろうか?


でなければ、ごまかすなどするだろう。
記憶喪失であることを演じるのは難しいことではない。


だが・・・病院の検査まではごまかすことは出来ないだろう。
確かにグッゲンハイムの医学はそこまで発達していないが。
それでも、それぐらいの判別はできるはずである。
それぐらいは分かっているだろう。


もし、シオンが本当のスパイであれば。
それでも検査を受けている。


・・・・。


・・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・やはり。
シオンは被害者で、犯人は別にいる。
そう考えるのが当たり前なのだろうか。
・・・・・状況的に考えればそれが普通である。
離れたのは軽率だっただろうか?


・・・。


・・・・。


・・・・・仮にこれが本当だとして。
彼女が病院で襲撃されたらどうすればいいか?
完全に失態と言うことである。
なんにしても一緒にいるべきだったかもしれない。



アンリ
「・・・・・まずいな。早く行こう。」

シオン
「どこへ?」

アンリ
「おわ・・・・。」


・・・・・と思ったら、既にシオンがやってきた。
別に特に変化は無く。
表情に変わりは無い。
誰かに付かれていた・・・ということもなさそうだ。
でなければ、昨日のことがある。
表情は必ず変わるだろう。
あるいは、何か工作をしたという形跡もない。
そんな時間も無いだろう。
1時間程度と言っていた。
時間から逆算しても、何かする時間は無いだろう。
おそらくだが。
特に問題はないということだ。
色々な心配をしないといけない。
ということを考えると、この役も大変だとつくづく思ってしまう。



アンリ
「早かったね。」

シオン
「予約していたしね。検査したらすぐに帰ってきたわよ。
 ……ん?はは~~~ん、心配してくれたの?」


それはそうである。
時間から考えてもこれぐらいだろう。
アンリも町をぶらぶらしていた。
いつの間にかこれぐらいの時間になっても不思議ではない。
それぐらいの時間は経過している。
当たり前である。
・・・・あるのだが。
なんだか心配して損をした気分である。
損をしたわけではないのだが。
それにしても、鳥越し苦労というものだろう。
やってられない。
・・・・と思っても仕方ない。
秘書とはそういう仕事の積み重ねである。
何かすぐに結果が出る仕事ではない。
そして、決してその仕事が表にでるわけでもなく。
政治家の結果となる。




アンリ
「・・・・・いいだろう。別に。
 だったら、パンを買って帰ろう。」

シオン
「は~~~~~い。」


してやられた。
・・・というわけではないのだが。
それにしても。
なんだか、シオンにやられた感はある。
それを言っても仕方ないのだが。
だが、なんとなく。
シオンの笑顔が気になるというか。
癇に障るというか。
そういうことである。
アンリとしてあまり心配していることを表に出したくない。
・・・という自尊心があるみたいな感じである。
それを露呈したのが恥ずかしいのか。
あるいは悔しいのか。
そういう気持ちになったのは間違いない。

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