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2013/01/13 (Sun) 2話

living_朝


シオン
「あ、起きたのね。朝食作ってるのよ。食べる?
 軽いやつだけど・・・普段食べないんだから・・・・。」


出てきたのはシオン・ミラノス。
アンリの恋人・・・・・。
ではなくて。



そうなる可能性が一番高いのは間違いないのかもしれないが。
それは先の話であり。
それがどうなるかは実際問題神のみぞ知るという形である。
彼女は森の放火・乱暴事件の捜査線上で出てきた人物である。
犯人なのかどうか・・・。



というのは分からない。
それは彼女が隠しているというわけではなく。
自称・記憶喪失と語っているのである。
いや、本人は記憶喪失であり。
アンリはそれが本当かどうか分からない。
そのあたりは医師の判断を待っている最中で。
定期的に病院に通っている。
シオンはそれに従っているし、記憶のことを気にしている。
本当に記憶喪失なのは間違いないだろう。
アンリも半信半疑であったが、最近は本当なのだろうと思っている。
シオンは身よりもない。
探しているが、全く見つからない。
その為、現在はアンリが預かっている。
その理由はいろいろある。
もし、彼女がスパイだったら。
あるいは、スパイの重要な情報を持っていたら。
リスクと危険。
あとは、彼女自身が狙われている可能性。
それらを考慮に入れると。
アンリが面倒見るのが適当。
・・・とトップが判断したのである。





それを判断したのは魔王だ。
随分と融通をきかせたものだ。
他にもベストな配役もいたかもしれないが。
敢えて、魔王がアンリを選んだのは意図でもあるのかもしれない。



・・・・。




・・・・・いや。
魔王自身の意図というか。
配役の問題なのかもしれない。
アンリが彼女を見つけた。
正確にはもう一人いるが。
リスクと打算。



双方を考えたときに、どの家で住むのか。
考えたときに最適だったのがアンリだったという話だ。
それ以外の意図は魔王にはないだろう。
殊更、魔王が特別な意図を持って行動するときはない。
仮に意図があるとしたら。
それは魔王の意図ではなく。
魔王の後ろにいる愛人の意図になるだろう。
魔王とはそういう男だ。
魔王自身何か意図や信念を持って行動することはあり得ない。
今回の一件は単純に言ってしまえば興味がない。
だから、完全なる合理的な思考のもとで、判断を下しただけだ。




アンリ
「う~~~ん。」




彼女からの食事の誘い。
そうは言っても。
人は腹が減る。
そして、食事も必要である。
その為、日常生活は最重要である。
敵か味方か分からない。
その状況下で付き合うのだから。
結構緊張感も必要だったりするのだ。
それが普通にできているアンリの能力は疑いようがない。




もとより。
アンリはもともとそう言う事柄のプロフェッショナルである。
スパイと思われる人物と擬似的にでも友達として接する。
そうしたことが得意だ。
だが、それは特に同姓。
つまり、男性の方が多い。
女性のスパイは・・・アレだ。
もっとプロフェッショナルがいる。
愛人を囲って、愛人の為に生きている者がいる。




・・・魔王だ。
彼の方がこの類は得意なのでは?
・・・とアンリは考える。
だが、魔王の嗜好を考えると。
魔王は魔王として求められる女性としか付き合わない。
相手が求めないと愛さない。
それが魔王の根本にある。
シオンは今のところ魔王の必要性を感じていない。
そして魔王に対して特別な感情もない。
だから、魔王も興味を示さない。
そういうことだろう。






アンリ
「……食べれるのか?」

シオン
「失礼ね!!!食べれるわよ!!味見しているんだから!!」

アンリ
「最近は肉食系の女性がはやっているらしい。」

シオン
「何がいいたのかしら?」

アンリ
「別に女性が料理が苦手でも良いということだ。
 ・・・・まあ、いい。食べよう。」



まあいいだろう。
アンリはそう判断する。
この手合いの付き合いは慣れている。
鳴れていなければ、秘書などやってられない。
魔王の秘書は色々としなければならないのだ。
恐ろしいような雑務からとんでもない任務までこなす。
魔王の秘書は色々と求められるのである。

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