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2013/01/14 (Mon) 3話

03_convert_20120907205510.jpg


シオン
「ほら、さっさと食べましょう」

アンリ
「仕方ないな。」



・・・・・しかし、料理が食べれる物なら良い。
全く問題ないだろう。



・・・。


・・・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・。





だが究極的にまずかったらどうするのだろうか?
正直言って。
シオンの食事を今まで食べたことが無い。
基本的に秘書は給料が高い。
そのため、外食ばかりでも金に苦労しない。
もっとも、その分働いているのだが。
彼女のやっていることは好意だろう。
それはそれで率直に感想を言ってやるのが優しさなのだろうか。
それともごまかすのが優しさなんだろうか。



どうにも分かりにくい。
表面上にでも優しく接した方がいいのかもしれない。
だが、まずい料理を食べ続けるのは苦痛であるだろう。
それを考慮に入れればアンリは率直な意見を述べるできだろう。
だろうが、ずっと一緒に生活するわけでもないし、ほめておくのが必要なのか・・・・。





もし彼女がスパイだったら。
彼女を信頼させる意味でも、好感を持たせるために。


・・・美味しいと言ったほうが良いだろう。
たとえ、それがどんなにまずくても。


・・・・。


・・・・・いや、まて。
スパイに好感を持たせて情報を吸い取るのは良いが。


その為にまずい料理を延々と食わされるのはたまったものではない。
食事は生きるためのベースであり、根幹だ。
それを壊されるのは溜まったものではない。
自分の生命の維持に関わる。


そこまでしてまで、スパイに情報を引っ張る必要はあるだろうか?
・・・美味しいといいつつ、やんわりと美味しい料理を作るように指導するのが無難か。
アンリはそこまで判断して。





シオン
「ねえ。何か滅茶苦茶失礼なことをアンリが考えているような気がするんですけど。」



なぜか分からないが。
目の前の女性の作る料理がまずい前提で思考をしている。
確かに失礼なことを考えている。


というよりか。
何を考えているか分かってしまったら、シオンはもうすでにここから出て行っているだろう。
それぐらい急転直下恐ろしいほど失礼なことを考えていることにアンリは気づいていない。





アンリ
「気のせいだ。食べる。
 ・・・・・・んぐんぐ。」




どうやら食べられる。
食事としての最低限の定義は守られているようだ。
食事は食べる事と書く。
食べれなければそこれこそ食事の定義から外れる。
食事は食事食事していてアンリは安心した。
そうは言っても、そこはアンリ。
低血圧なのか。
朝はほとんど食事を取らない主義である。
食べる気はあまりないのだろう。
あまり乗り気でないようにフォークを持った。
普段朝食をとらない胃には、サラダが良いかとレタスを突き刺す。
野菜のみずみずしい味が口に広がる。

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