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2013/03/09 (Sat) 8話

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アンリ
「現場保存って大切なんだな。」




この段階になって、現場保存の重要性に気づく。
グッゲンハイムの世界だとすぐに現場を片付けるのはが風習だ。


すぐに精霊や魔法などで証拠を固めてしまうので。
現場はすぐに片付けるのが習わしだ。
もちろん、今回のように犯人が見つからない事件の類に関しては現場は保存されるが。






アンリ
「・・・・問題は燃えカスがどれくらい魔法で復元できるか・・だな。
 これができないと検挙もできない。」





後は具体的に燃えカスを復元することである。
この復元が魔法で可能であれば、証拠が出来上がる。
まったく関係ない新聞紙だったりすれば。



捜査は振り出しであるが。
それでも復元することによって。
ある程度の捜査の方針は決めれるかもしれない。
復元魔法はそれなりに高度な魔法である。



壊したものを復元するのだから。
壊す魔法よりも複雑かつ集中力を要する。



・・・それでもアンリはやるしかない。
このまま疑心暗鬼のまま生活を送るわけにもいかない。


そして、放火事件を放置したままにするわけにもいかない。






アンリ
「やるか。」




用意したのは白紙の紙。
そして、傍らには火事で燃やしたと思われる紙の灰。
塊である程度存在している。
それでも表面が燃えてしまっていて、文字を読むことは出来ない。




この灰から転写させるのである。
結構、難儀な魔法である。
おそらく、アンリの予想通りの文章でないと復元はできないだろう。
これらを用意して、アンリは魔法を唱え始めた。





キイイイイイイイイイイイイイイイイ。






アンリ
「土の紋章よ。我に力を貸したまえ。執り行うは失われた意味の解明。
 燃え尽きた文章媒体である紙の文字の復元である。

 燃え尽きた紙に意味はなし。そこに文字はなく。
 そして価値もなく、土へと帰り無に帰するが道理。

 だが、いざこと問わん。再び失われた文章媒体に意味を持つことを。
 価値を持つことを我は欲する。


 価値を見出すことで追求するは真実である。
 我の欲するは真実である。その道程を示すために意味の復元を。


 『土』中級精霊魔法。
 『散失文復元(さんしつもんふくげん)。」






キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ。





これで燃え尽きた灰から文章を引き出すことができる。
流石に燃え尽きたものを完全に復元することは不可能に近い。



だが、魔法によってその燃え尽きた文章の意味。
すなわち文章そのものは引き出すことはできる。
いわゆる転写である。
アンリが容易した白紙の紙にみるみるうちに燃え尽きた文章が復元される。






キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ。




だが、この魔法は集中力がいる。
しかも相当な。
失われた文章それ自体を転写するのだから。
その苦労は文章を書く労力より上である。
それが1行2行ならいいが。
それが書類1,2枚丸ごとになるとかなり労力を使う。
文章の復元転写魔法は中級魔法でそこまでの技術も魔力も要することはない。
だが、それでも根気がいる。
本来であれば、丸一日かけて。
あるいは1週間なり時間をかけて導き出す魔法である。
それを短時間ですまそうとしているのだから、アンリの魔法消費はしんどいものがある。





だが、それでもやらねばならない。
このクロノス自治区のために。
そして、シオンとアンリのためにも。

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