FC2ブログ
2013・03
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
2013/03/22 (Fri) 16話

h02_convert_20130111084239.jpg


クロン
「毒を以て毒を制す。…という言葉もある。綺麗事じゃないさ。
 それともシオンを処断すれば、クロノス自治区は平和になるのか?

 なりはしないさ。それよりも司法取引して情報を手に入れる。
 それを元に放火している組織を潰す。その方が平和になるさ。」




確かに言っていることは正しい。
政治は正しいことだけやって生きていけない。
それが政治というものだ。
統治というものだ。
魔王はずっとそうやってきた。
綺麗な方法を取って、治安が悪くなる・・・。



よりも、あくどいう方法を取って、治安を良くする。
それが魔王のやり方であった。
その結果、アンダーグランドにも強い権限を持つようになった。
それぐらいなまでに魔王は強い。
色々な意味で。
彼がアンダーグランドを制御する。
そして、表向きも首長として統治する。
そうすることで、このクロノス自治区はまかり通ってきたのである。
いま、まさにそれを見せられることになった。
これが魔王か。




・・・・と、言うことである。
魔王の異名は伊達ではない。
それを見せ付けられる。
だからこそ、今まで魔王に従っていたのだろう。
そう考えさせられる。





問題は自分にそれができるのか?
・・・・出来ないといけない。
出来ないと話にならない。
だからこその魔王の秘書である。
こういうことも飲んでこその秘書である。
アンリにとっても悪い話ではない。
ある程度好感を持っているシオンである。
それを失うのは個人的感情からも辛い。
魔王のやり方を飲むか。
飲まないか・・・・・。



・・・・・。


・・・・・・・。


・・・・・・・・。


・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・。




飲むに決まっている。
後は覚悟の問題だ。


今まで綺麗事しか言ってこなかったのがアンリ。
それが若いということなのだろう。
クロノス自治区を守るために。
大切なものを守るために。
毒をのめる覚悟があるか。
そういうことだ。
飲む。
覚悟は決める・・・・。
そうアンリは決意した。




アンリ
「分かりました。シオンの為に、ひいてはクロノス自治区の為に。
 毒を飲んでやってみせましょう。」

クロン
「・・・・・ふむ。自分がテコ入れしなくて良かった。
 アンリが成長してくれれば、こちらも仕事が助かるからな。」 



ここまで読んで。
魔王は最初からテコ入れを拒否したのだろうか?


・・・・。


・・・・・いや、魔王は神様じゃない。



単なる偶然の産物だろう。
その偶然を利用しただけだろう。
でなければ、魔王はこれぐらいでは済まされないだろう。
もっともっと。
・・・恐ろしいものになっていただろう。
そう感じさせる。

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(4) |


| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード