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2013/03/27 (Wed) 2話

ホルン森800夜


シオン
「ばっちゃは死ぬ間際でエルフのことは許せないと言っていた。
 死ぬ間際になってもばっちゃんは獣人を許すことができなかった。」


グウウウウ。




軍用のゴーグルを装着する。
髪も耳元にくくりつけて獣人のようなシルエットになる。



まさかこれで獣人のシルエットになるとはシオン自身も思わなかったのだが。
だが、そのせいで事件をかく乱することができたのは事実だ。



シオンに警察の手が伸びるのを防いでくれた。
その点に関してはついているの一言に尽きる。
ひょっとしたら天国のシオンの祖母や父が守っているのかもしれない。
シオンはそう思った。
それだけ幸運を持っている。








シオン
「父さんはわかんないけど・・・どんな気持ちで死んだんだろう。
 獣人との戦争は仕方ないって思って死んだのかしら?



それともそう思えるヒマもなく死んじゃったのかしら?
 何にしても父さんの死ぬ間際の気持ちは分からないわね。」





それでもやりすぎた感はある。
あればけ毎日のように放火騒ぎがあれば仕方ないだろう。


警察だって、政府だって本気で捜査をする。
そうすれば犯人だって割り出すことができる。
それでアンリやクロンにばれてしまったのだから。
それはそれで問題だったのかもしれない。






シオン
「ここが私の死に場所かもね・・・・・・。」





ふとつぶやくようにしゃべる。
ホルンの森はある程度整備されていると言っても。
通れる道ではない。
帰るのに丸2日はかかる。
道を知っているシオンでもである。
この場所は特殊な磁場が働いていることで車やバイクが使えない。
空間転位を使う以外の交通手段は基本徒歩になる。
魔法を使って足の速度を速めたとしても2日である。
それぐらいは時間がかかる。
それだけ深い森である。




もちろん。
非常用の食事も携帯しているから持つことは持つ。
追手が来なければである。



だが、あの状況下でクロノス自治区から追手が来ないわけがない。
エルフにしても、獣人にしても森との親和性が非常に高い。
それこそ人間であるシオンが逃げ切れる可能性は低い。



いくらシオンがCz85のフェルト聖典宝具を持っていていも限度がある。
物量作戦に出られると負けてしまうのが道理である。

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