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2013/04/03 (Wed) 6話

核爆発前ホルン森800


アンリ
「・・・・・感じる。シオンかどうかは分からないが。
 それでも人間の気配は感じる。」




一方、アンリもホルンの森にいた。
それなりに地の利がある。
目の前にシオンがいるのであれば。
恐怖で人は死なない。
恐怖心だけでは死なないようにできている。
勇気を持たなければならない。
この目の前の現実に対して。
そして、シオンに対して。



カチャカチャ。




アンリ
「・・・・・・!!!」




銃をリロードする音が聞こえる。
森の中であれば余計のその音は目立つ。
普通の人間であれば森のせせらぎの音で気づきにくい。
だが、エルフや獣人は違う。
自然の音と人工的な音を見分けることができる。
それは過去から森との親和性を基調に生きてきた人種の違いなのかもしれない。




アンリは緊張を高める。
この段階で銃を用意するものはそういない。
特に森の中で銃をセットするのはエルフや獣人ではありえない。
もちろん、キリクのような例外は存在するがそれでも例外である。
この段階でホルンの森で銃のセットをするとしたら。
それこそシオンしかいないだろう。



アンリ
「僕はシオンにナイフを向けれるのか・・・・?」


途端に不安になる。
アンリ自身、シオンにナイフを向けれるか。
以前の時とは違う。シオンとの関係も、そして状況も。
状況はナイフを投げることを許している。
以前のようなグッゲンハイム国際条約の規制はない。
なんといっても。
犯人の確保に動いているのだからそれなりの武力を使用してもいい。
抵抗するようであれば相手を殺傷してもいいようになっている。
それが力で力を制するグッゲンハイムのやり方である。
魔力が暴走したりしたら手に負えない。
だから、犯人確保の段階で犯人が抵抗したら殺傷は許可されている。




それでもそれと感情は別問題である。
犯人かもしれないと思って過ごしていたが。
それでも同居はしていた。
情は生まれるし、優しさも生まれる。
記憶喪失だったことをあいまって、普通の生活ができた。
その身近な人が放火をしていたのはそれなりのショックである。
たとえ覚悟していたとはせよ。
それでも目を向けなければならない。
真実に。事実に。
それをしなければ前には進めない。

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