2013・05
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2013/05/30 (Thu) 最終話「隧道の光」

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太陽がまぶしい。
重ねて言おう。
太陽がまぶしい。まぶしすぎる。
まるでドラキュラみたいな気分だ。
夜勤明けの人間が光を見るとまぶしく感じると言うが。
それを同じようなものだろうか。



それだけ太陽の貴重さを語ってくれる。



携帯を見ると、着信が結構入っている。
トンネルの中では圏外だったが、それが一気にやってきている。
どうやらそれなりに心配を与えたらしい。





とりあえず、職場に電話をかけておく。


「おお~~~生きていたかね!!
 いやあ、テレビでキミの名前があったときは驚いたよ。
 怪我はしているのかい?」



電話はまず上司が出た。
変わらずのお気楽口調である。
怪我をしているかね?があまりにも軽い。
怪我していてもどっちでもよさそうなのか。

あるいは俺が怪我していないと高を括っているのか。
どちらかは知らない。


とりあえず、怪我をしていないことを伝える。





「じゃあ、今日は休んでもらっていいから、
 明日から普通に来てね。」



もう少し休ませろ。
馬鹿野郎。






「ノンノンノン。キミが来なかったら、事業が進まないじゃん。
 キミが行かないと売れない商品が溜まっているんだから。」




電話が切れる。



すると、救急隊員が俺に声をかける。
救急車にのって、病院に来てくれとのことだ。


どうやら精密検査をするらしい。









運転手が担架で運ばれた。
俺は手を合わせて礼をした。


空を見上げる。
光がまだ眩しすぎた。


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