エクレア
「世界が狂っているんでしょう!!!!
この世界が!!!
確かに戦争は確実に減っている・・・。
だけど、犯罪はなくならないじゃない!!!
毎日のように、誘拐も乱暴も起こって・・・。
それでも皆なんにもないように過ごして・・・・・。
これが狂ってなくて何が狂っているのよ!!!!
ふざけんじゃないわよ!!!!
世界が狂っているんだから、
私が狂うのがむしろ当たり前のことでしょう!!!」
ヒンメル
「・・・・・・・・・。」
成程。
合点がいった。
狂っている。それは間違いないだろう。
彼女は明らかに狂っている。
彼女はもう手遅れなのかもしれない。
彼女は子どもが産まれるとき、母子が抱きしめ合っているとき。
そういうときに彼女は幸せではなくて絶望を思うのだろう。
普通の人が幸せと思える光景が不幸に思える。
そのことがどれだけの苦痛か。
ヒンメルとて理解できないわけではない。
・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・ないが。
それを理由に人に不幸を振りまくのは許せない。
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