2014・06
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2014/06/27 (Fri) 1話「水仙の決断」

最終章「水仙の決断」



a0027_002053_m.jpg


むく。


美幸はゆっくり眠っている。
ゆっくりと美幸を起こさないように起きる。



一人で考える時間がほしい。
それは確かだ。


僕は決めないといけない。

何かを。



美幸を選ぶのか

杏沙を選ぶのか

両方選ぶのか。








決定権は僕にある。
彼女は僕にすべてをゆだねる。



迷う時間は終わりに近い。



美幸にしても。

杏沙にしても。


もう答えは決めていたんだ。



例え浮気していても僕を選ぶ。
そういう決意を。



ならば、僕は?



それを決めないといけない。



それを決めないことには彼女たちを苦しめることになる。
それは僕の生き方に反する。








僕はドクターだ。医者だ。
他人を癒す人であっても、苦しめる人であってはならない。

それが僕の信条である。








ウィスキーを煽る。


ウィスキー。








適度に酔った状況で考える。


さて、美幸を選んだ時だ。


・・・というかこれが妥当なのか。

当たり前である。

妻なんだから。



子どももできている。
これをきっかけに浮気相手と別れるのが定番かな。


よくある話だ。


杏沙は・・・愛人は。
説得するしかないだろう。

そこは僕の甲斐性だ。


そこで会うのはあれだが。
まあ、そこは仕方ない話だ。

誠心誠意やるしかないな。


















・・・・・・杏沙。愛人を選ぶ場合か。




彼女ことは好きだ。

好きの度合いから言えば、彼女の方が好きだ。


当たり前だ。

幼馴染。元恋人。
再び燃え上がった恋。

すべてを捨てても良い。

それぐらいの恋をしている。


だけど妻と別れるのが難しいね。

難しいが不可能ではない。


・・・そこは僕の計画次第だろう。
それがないと美幸と別れるのは難しいだろう。























・・・・・諦めて。
いや、一大決心して、両方選ぶのも手だ。



家族の形態はさまざま。


妻との子どもがいて。
そして、妻以外の家庭もある。


そんな家庭だって、今は存在する。
その子どもが相続権利を有している判決も出ている。


何も問題ない。

経済も問題ない。
僕はドクターだ。医者として、二つの家庭を支えるぐらいの力はある。

後は精神力の問題だろう。

それはそれで僕の責務であり、罰である。
僕がやらなければならないことだろう。


それも倫理観からは外れるが。
僕の選ぶ道の一つかもしれない。
















水仙が頭をよぎる。

水仙の花言葉は報われない恋。


それを育むということの罪を僕は感じないといけない。

そして覚悟を決めないといけない。


僕はそれを育て続けるのか。
あるいは捨てるのか。

それも勇気である。




さあ、どれを選ぼうか。
どのみち僕は選ばなければならない。




選択肢


1、美幸を選ぶ

2、杏沙を選ぶ

3、両方選ぶ





1週間ごと公開していきます。
よろしくお願いします。





スポンサーサイト

未分類 | trackback(0) | comment(2) |


| TOP | next >>

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード