ラキル
「やあ。」
兵士
「ラキル副長!!
捕虜になったと聞きましたが!!
無事でしたか!!」
ラキル
「まあ、あんな怪物軍団が登場したからね。。。
クロノス自治区もそれどころではない。。。
・・・というところなんだろうけど。」
兵士
「あの怪物軍団は・・・・???」
ラキル
「とりあえず、敵でも味方でもない。
触らぬ神に祟りなし、ってことだね。
この状況を利用して、アレクサンドラ隊長たちと逃げよう。」
兵士
「ですね。
この展開ならなんとか逃げられそうですね。
いやあ、死ぬ気でお姫様と王様の救出に来たのですが。
大丈夫かもしれませんね。」
ラキル
「・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・。」
兵士
「副長?」
・・・。
・・・・・。
・・・・・・・。
まあ。普通から考えれば。
この状況であれば、逃げられることは可能だろう。
ひたすら逃げることに集中すれば。。。
逃げることは出来ると思うのだが。。。


ここには魔王も勇者もいる。
不可能を可能にする、そういう人物が二人いる。
勇者がどれぐらいの実力か。
魔王がどれぐらいの実力か。
僕は・・・いや、僕たちは見誤っているのかもしれない。
もっと巨大の能力を保有している・・・。
・・・と考える。
あの程度。。。
って言っても、かなりのレベルの怪物軍団なんだけど。
アレでさえ、勇者や魔王だったら問題ないレベルなような気がする。
どうにも。
勇者にしても、魔王にしても。
噂がまかり通って。
正常な能力判定ができないところがある。。。
特に魔王の方は。
逃げ切れるとは、僕はまだ思っていない。
多分、魔王と勇者。。。
アレが僕の予想通りであれば。。。
すぐに対処してくるような気がする。。。
あの怪物軍団が退治されたら。
退治される時間が短時間であれば。。。
僕たちは詰みだ。
間違いなく死ぬ。。。
ラキル
「まあ。状況観察は怠らない。
一緒に行動しよう。」
兵士
「はい!!」

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