解決室長 3章
(1月30日~2月6日分)

ブオオオオオオオオオオ・・・・・・。
解決
「悪いな。運転してもらって。」
聴乃(あきの)
「いえ。大丈夫です。S県は田舎で長距離が長いです。
しばらくは私が運転した方がいいでしょう。」
・・・。
しばらくって。
とりあえず今回限りって言っていたんだが。
その言葉尻が変わっているところをみると。
俺との相性は悪くないんだろうな。
俺自身は誰だっていいけど。
最近の若者で、運転してもらえて、PCに詳しければ。
まあ。
聴乃(あきの)がいれば捜査に確実性が出るのは間違いないけど。
同業者。。。
というか。なんというか。
人外の領域にいる人物であるのは間違いない。
俺にしても。聴乃(あきの)にしても。
それを考えると、気持ちを共有できるだろうし。
分かり合えるところはあるかもな。
・・・それに。
俺がここを去ったとき。
後任が必要になるとしたら、間違いなく聴乃(あきの)になるだろうからな。
未解決事件捜査課・・・。
なるほど。
S県は日本海側の田舎だ。
中国・北朝鮮・韓国の絡みもある。
それを考えると、未解決のきな臭い事件も多くあるだろう。
俺がしばらく課長をするとして。
後任はコイツに決まるだろうな。。。
解決
「もうすぐ俺の言ってた奴の住所か?」
聴乃(あきの)
「今、その市に入りました。あと10分ぐらいで住所に到着・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。」
キッ。
車が止まった。
・・・いや、正確には聴乃(あきの)が車を止めたんだけど。
どうしたんだろうか。
聴乃(あきの)の眼つきが真剣になっている。
そして、震えている。
う~~む。
俺の予想では。
聴いてはいけないものが聴こえるんだろうけど。
とりあえず、運転中は聴乃(あきの)もヘッドフォンを外した状態だった。
「聴かないといけないときだから」ということだったのだが。
その聴いてはいけないものが聴こえたのだろう。。。
聴乃(あきの)
「寄り道します。」
解決
「あいよ。」
何かあった。
それが何なのか。
俺には分からない。
聴乃(あきの)も正確にはわかっていないのかもしれない。
それでも。
俺と聴乃(あきの)は直感で生きる警察官だ。
それでメシを食っている警察官だ。
それを考えると。
それを信じないといけない。
・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
キッ。
聴乃(あきの)
「・・・・・・・・・・。」
解決
「ん?車がガードレールに衝突しているな。
交通事故か?まあ、こすっている程度だから大したことなさそうだが。」
・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・と。見たまま口にしてみたのだが。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだか。ものすごい空気が冷たいじゃないか。。。
どうする?
1、周りの観察
2、事故している車の観察
3、聴乃(あきの)と話をする
4、ピストルを発射する。
・・・真面目にシリアスな展開だな。
コメントはこの記事によろしくな。
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