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2011/10/01 (Sat) 1話

シェクスピア
「強者が弱者を痛めつけるは悪か、邪か。
 強者が弱者を痛めつけるは自然の摂理か。
 そのようなことを考えるのは人だけだ。
 

 人とはエルフや獣人も含めた知的生命体だ。
 全ての種族が平等に言うのだろう。
 弱いものを痛めつけてはいけないと。
 それはなぜなのだろうか?
 


 弱きものを捕食する獣とは違うのだろうか。
 それこそ馬鹿馬鹿しいような気がする。
 私たちだって獣なのだ。否定するのは可笑しい。
 私たちは絶えず弱きものを捕食している。
 


 それは・・・・絶対の真理なのだ。
 牛を食べ、植物を食べ、羊を食べる。
 弱きものを搾取して私たちは生きているのだ。」


・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。





・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。





・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。


ライサ酒場夜人物アリ(800)

GH1900年。クロノス自治区。
ライサ市都市近郊。



ウェイター
「ご注文の追加はいかがですか?」

シェクスピア
「そうね・・・・チーズのモッツァレッラ。
 後は生ハムを適当にちょうだい。」




モッツァレッラはチーズの一種である。
くせの無い味わいで、独特の弾力ある歯ごたえが特徴である。
熟成工程を経ないため、フレッシュチーズに分類される。
モッツァレッラは「引きちぎる」を意味する。
そのまま食べても良いが、クセがないので様々な料理で使われる。
ピザとかグラタンとか・・・あるいはパスタか?
・・・別にチーズの講釈をしても意味がないと思うが。
それでも酒の友にはふさわしいものである。











ゴク・・・・ゴク・・・。





ウィスキーの焼けるような味。
それは口から喉へと伝わる。
ウィスキーの原液はアルコール度数40度ぐらい。
普通に飲めば焼けるような印象を受ける。
このまんま消毒でもできるのではないか?
そう思えるぐらいのアルコールが口を支配する。
そして、喉と食道を通過する。
通過する過程でも焼けるような印象を受ける。
まさに身体全体が焼けている。
脳から胃まで全てが焼けている印象を受ける。












シェクスピア
「あ~~ん・・・・・もぐもぐ。」



ウィスキーとともにチーズをほおばる。
クセのないチーズはウィスキーの最高の友である。
味のあるチーズではだめなのである。
せっかくのウィスキーの味が堪能できない。
クセのないチーズだからこそウィスキーの味が楽しめる。
それが本当の酒を楽しむと言うことだ。
・・単なる酒飲みの酔っ払いのようなことを言っている。
酒もほどほどにしておいたほうがいいのかもしれない。






シェクスピア
「綺麗な星空ね。流れ星が隅々まで見えるわね。
 私の住んでいたところじゃ見えなかったわ。」

ウェイター
「どちらのご出身で?」

シェクスピア
「フェルト国家よ。」

ウェイター
「あそこでしたら灯りがまぶしすぎます。
 星はそこまで見えないでしょうね。」

シェクスピア
「そこがいいところなんだけどね。
 西の管理者と呼ばれる大国フェルトの由縁でもある。」









しかし、本当になんつ~~星空であること。
流れ星から衛星や惑星までてんやわんやな状態だ。
ひょっとしてこの街ではここまで星が見えるのだろうか?
だとしたら、天文学を学びたい人も多くいるだろう。
最近は宇宙への開発も少しずつ進めている。
宇宙へと飛び立ちたいと願う若者が多くても不思議ではない。
宇宙からこの星を眺めたらどうなるのだろうか?
・・・そんなことまで思ってしまう。
そんな夢のある星空が展開されている。




ここまで明るければ、ガス灯もいらないのではないかと思う。
この店も必要最低限の明かりしか備え付けていない。
・・・雨の日とかはどうするのだろうか?
・・・・・そんなこと私が考えることでもないか。
どうでもいいことだ。
・・・・本当にね。




・・そういえば、昔愛人と星を見に行ったことがあるな。
・・・どうでもいい愛人。そして、大して光らない星。
全くくだらない星だった。
くだらない愛人だった。
今のこの星空に比べたらくだらない。
陳腐な男と星だった。





少なくともこの星は本物である。
天体の全てを映し出そうとするこの星はまさしく美しい。
壮麗とでも昇華されるほどの美しさを誇る星空である。
・・・あまり褒めすぎても駄目なような気がするが。





シェクスピア
「ねえ、乾杯をしましょう。」

ウェイター
「・・・分かりました。何に?」

シェクスピア
「この星空の美しさに。」

ウェイター
「乾杯。」

シェクスピア
「乾杯。」




カチン。

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こんばんは 

星空を眺めながら、ウイスキーにチーズですか。
シチュエーションが御洒落ですね。
わたしも、こういう世界ににいたいですね。
挿絵があることで、こういう雰囲気を想像しにくい私でも、随分この世界に引き込まれました。
またお伺いいたします。

2011/10/17 20:07 | オム [ 編集 ]


オム 様へ 

こういう雰囲気は私の作品では結構多いですね。
酒と星は結構風物詩に近かったたりします。
挿絵あってのこの作品ですからね。
それがなければ成り立たない部分も多いです。

2011/10/18 16:50 | LandM [ 編集 ]


おはよ 

まだよく判っていない私ですね~。
次、楽しみにしてます。

2012/01/11 08:42 | かぶとも [ 編集 ]


かぶとも 様へ 

徐々に読んでいけばいいと思いますよ。
結構長丁場の小説ですからね。。。。
まあ、お気軽に。

2012/01/11 11:41 | LandM [ 編集 ]


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