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2011/10/01 (Sat) 2話

ライサ森夜800×600

クロノス自治区
ライサ街近郊のホルンの森。


バキイイイイイ!!!






兵士
「ぐ………。」




ドサン。





ショコラ
「どういうことですか!!ここはライサ街です。
 クロノス自治区です!!
 シュラインの軍人がここに侵入することは
 グッゲンハイムの国際条約でも重大な違反になります!!」




・・・・。
・・・・いきなりだ。
いきなり、シュラインの軍人がこのライサ街に侵入してきた。
シュラインというのは隣国の名前だ。
あまりクロノス自治区とは仲が良くない。
いわば、敵国と言っても過言ではない。
そのシュラインから不意打ちのように敵がやってきた。
しかも、軍人という最悪の敵が。







アレクサンドラ
「さすがはここの巫女ということか。
 街の巫女ということは魔力も能力も優れている。
 一般の兵士じゃ役不足ということか。まあ、噂どおりでよかった。
 ・・・でないとつまらないからな。」


ショコラ
「……だったら、どうするつもりですか。」






幸い、手勢が少ない。
相手の軍人は5人しかいない。
そのうち3人は私が倒しておいた。
殺したのではなく、その辺りで伸びている。
物量と私の能力があれば何の問題なく倒せる。
それは確実だ・・・・・・が、目の前にいる隊長だろうか?
あの男は異常だ。
目つきが異常であれば、能力も高い。
私が勝てるかどうかもわからない。







アレクサンドラ
「こうする。」




キイン!!!!




子ども
「あああああああああん!!!!」

ショコラ
「な、やめなさい!!」



目の前にいる隊長は子ども人質にとった。
しかも、自分の武器で威嚇して。



尋常な武器ではない。
ガンランス、銃と槍を一体化した兵器である。
最早、あそこまで行くと武器ではない。
兵器と呼んでいい。それがガンランスという武器だ。
しかも、ランクが高い。A以上の兵器であるのは間違いない。
それこそ、建築物を破砕するだけの威力があるだろう。
もちろん、保持者にそれだけの能力があればだが・・・・・・。
それでもあの男は間違いなく持っているだろう。







アレクサンドラ
「古典的な手法だがな。効果はある。
 古典的なのは効果が昔から立証されているからだ。
 冗談じゃないのは分かるだろう。ライサ街の巫女様?
 どうすればいいかは分かるよな。」





・・・分かっている。
あの男は冗談でこんなことはしない。
それこそ本気だからこそやる。
こちらが動けば、間違いなく子どもを殺す。
そして、建築物も破壊し始めるだろう。
そうなると甚大な被害になる。
まだ、ここは森である。
この男が街へと侵入したらもっと恐ろしいことになる。
それを防ぐためにここへやって来たのである。




・・・タイミングが悪すぎる。
今は、偶然クロノス自治区の兵士の入れ替えの時間だ。
空白の時間を狙ってやってきている。
それでも多少の兵士はいるが・・・その兵士が気づかれないようにだ。
ドタバタしているときだ。
少数精鋭で隠密部隊でやってくる。
それは気づかれないのも止む得ないだろう。
直前に気づいたと思ったら、もう攻めてきている。
それだと集団の軍が動けない。
そこで時間稼ぎの意味合いもあって、巫女である私が出た。
戦闘経験もそれなりにある。
強さも魔力も一般人を遥かに凌駕する。
一般兵士程度なら全く問題ない。




・・・・言うことを聞くしかない。
もちろん、要望にもよるが。
そうでないと甚大な被害を及ぼす。
そう察知した。
巫女として、この街のシンボルとして。
それを考えなければならない。










ショコラ
「・・・・・・要望はなんです?」

アレクサンドラ
「お前がついてくればいい。それだけでいい。
 何、ちょっと付き合ってくれればいいさ。」


ショコラ
「拉致監禁するということですか。」

アレクサンドラ
「そういうことだ。」







・・・・・!!
私を拉致監禁・・・・・・。
私も子どもではない。
拉致監禁がどういう目に遭うかは分かる。
そういうことも教えられた。・・・・・・だが、この街の状況。
そして、子どもの人質・・・・。








ショコラ
「応じれば、この街から退くということですか。」

アレクサンドラ
「長時間は無理なんでな。
 後、5秒で決めろ。5・4・3・2・・・・・・。」

ショコラ
「わ・・・・・・分かりました!!私が行きます!!
 ですから、街と子どもには手を出さないで!!」

アレクサンドラ
「よ~~し・・・・・・いいだろう。」





危なかった。さっきのは急かしたのではない。
あの男・・・・・・本気で暴れるつもりだった。
それぐらいのやる気だった。
私が言わなかったら、間違いなく街と子どもを破壊する。
それぐらいのやる気だった。。。
・・・時間稼ぎをする予定だったのだが・・・。
人質の交渉で10分でも粘れれば、こちらの援軍がやってくる。
国境警備隊の人間が何人かがやってくる。
そうなれば情勢が変わる。そして、こちらの有利に働く。
たとえ子どもが人質にとられていても。
・・・・だが、この男はそこまで甘くない。
速攻で人質をとり、それをもとに要求をかなえる。
その間1分もない。それぐらいの手際の良さだ。
慣れている。慣れすぎている。
ここの兵士事情を熟知して、望むものを手に入れている。











アレクサンドラ
「おい、行くぞ。早くしないと・・・。」

ショコラ
「・・・・・分かっています。」



時間稼ぎは無意味だ。
これ以上引き伸ばせば、間違いなく甚大な被害が出る。
それを街の巫女としても逃せるわけがない。
そして、それを私は望まない。
そうなるぐらいなら私が犠牲になったほうがいい。








アレクサンドラ
「お前がこちら側に来るまでガキは人質に取る。
 牢屋に入ったら、ガキは街に返してやるよ。
 躊躇すれば俺は殺す。冗談じゃないのは分かるよな。
 ガキを殺すのは好きじゃないがな。」




・・・・用心深い。
獰猛な目と容姿に比べると特別に慎重な性格をしている。
自分が危ない目にあわないように、気を配っている。
これだと警備隊が私たちに追いつけない。
そして、私も手が出せない。
私が本気を出せば、子どもを救出して逃げ出すことは可能である。
だが、その隙もない。援軍も登場し得ない。
そういう状況を作り出していた。
かなり念入りに準備している。
・・・・何のために?・・・・女性を乱暴するために?
ここまでの念入りさ・・・もっと別のことに使えばいいものを・・・!!




この街の森はクロノス自治区とシュライン国家の国境になる。
むやみやたらに一人で外に出ることを禁止されている。
女性が毎月のように乱暴されている。
そして、見事に凄惨な陵辱された姿で帰ってくる。
・・・何とか、命は保証されているが・・・。
それでも精神が破壊されているぐらいの陵辱をされていた。
その為、外に出るものは最近は少ない。
・・・・乱暴されているというのも聞かなくなった。
・・・・・が、それに痺れをきかせて自ら攻めてきた。
念入りに準備を立てて・・・。合点はいく。
目的自体は私から・・・もとい女性から見ればくだらないが。










アレクサンドラ
「早く行くぜ。分かっているだろう。」

ショコラ
「・・・・はい。」

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おひさです。戻ってきました。

ガンランス……字にするとかっこいいけど、それって、

「銃剣つき小銃」とどう違うんだろう……?

2011/10/05 17:08 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


ポール・ブリッツ 様へ 

こちらこそお久しぶりです。
よろしくお願いします。

ふ、ガンランスなんて名前がカッコいいからですよ。
ポールさん。ファンタジーは名前がカッコよくないと駄目なんですよ。
現実描写をこういうファンタジーでは求められないですからね。

・・・と返してみます。

2011/10/06 07:18 | LandM [ 編集 ]


 

おおすごい。

この絵が、私のからくり世界にあったら、情景がうまく伝わるのに。

悲しいかな、絵がまだ描けません。
練習中です。

かっこいい名前、そうですよね。
そうです。私、安易につけてます。反省してます。

2011/10/20 21:06 | オム [ 編集 ]


オム 様へ 

心配しなくても私も描けません。
基本絵は他人に頼んでいるスタンスですからね。。。
まあその辺は役割分担と言うところです。


名前は・・・・私も適当ですよ。

2011/10/21 06:54 | LandM(才条 蓮) [ 編集 ]


こんにちは! 

ごめんなさい~、どこから読んでいいのか迷いながら、更新中の作品の1話に着地しました。
これは続きものなんですよね。
ここからでもいいのですか?

しょっぱなから、躍動的な展開ですね。
この舞台は、常に緊迫した状況なのですね。先が楽しみです。
私、小説ではSFは読まないのですが、マンガはなぜかSFばかり読んで来ました。
(無意識にそうなってしまったので、実はSF的な世界って、好きなんでしょうね)
だから、小説でSFが書けるLandMさん、うらやましいです。

キャラクターの絵や紹介もあるんですね。
そちらも見せてもらって、世界観を広げようと思います^^
遅読な私ですが、また遊びにきますね。おじゃましました。

追伸)
TMの『GET WILD』、知らないってコメ返に書いてしまいましたが、めっちゃ知ってる曲でした!!
名曲です~。
曲名を知らなかった私・・・。恥ずかしい><

2012/05/14 18:06 | lime [ 編集 ]


lime 様へ 

どこから読んでも大丈夫だと思います。
繋がりは直接的にはないので。

基本、衝突がテーマになっているので、ほぼ緊迫状態ですね。
私が好きでそう編集しているんですけどね。
SF・・・になるのかどうかは分かりませんが。
褒めて頂きありがとうございます。
これからもがんばってまいります。

またそちらにも寄らせて頂きますね。

GETWILDは名曲ですね。

2012/05/15 08:28 | LandM [ 編集 ]


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作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
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