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2011/10/05 (Wed) 3話

ライサ酒場夜人物アリ(800)


シェクスピア
「鼓動を感じる流れ星。胎動の星。空は美しく、幻想的である。」
 比べて、地上はなんと泥にまみれていることだろうか。
 略奪・乱暴に包まれた地上は見ていて不憫に思う。
 上を見上げれば幻想。下を見れば泥。それが世界。」


ウェイター
「・・・・どなたの言葉ですか。」




シェクスピア
「セリス・ナーナウィル。
 戦争の世界で平和を語り続けたロマンチストよ。
 300年前・・・・・。
 龍と人の全面戦争を最後の最後まで和平の望んだ女性ね。」



ウェイター
「好きなんですか?セリス・ナーナウィルが。」

シェクスピア
「大嫌い。反吐が出るぐらい。目の前に現れたら絶対に殺しているわ。
 それぐらい私が反吐が出るぐらいに大嫌い。」

ウェイター
「・・・・そうですか。」








戦争の世界で平和を語り続けたロマンチスト。
それがセリス・ナーナウィルと言われている。
だが、私から見れば彼女は世紀の詐欺者で嘘っぱちな奴だった。
それは彼女の人生を見れば分かる。
300年前、龍と人の全面戦争があったとき平和を語ったのは事実だ。
さっきの言葉も、戦争の現場で嘆いた言葉である。
彼女は龍族と人族との和平を最後まで望んでいた。
実際に交渉の場を何度も作ったことがある。
そういった意味では本当に根っからの人道主義の平和主義者のように見える。
・・・・だが、彼女の真意は違う。
それは彼女の後半の人生をたどればよく分かる。
竜族との全面戦争の終了宣言。
それと同時にセリス・ナーナウィルは人の大英雄と結婚した。
その大英雄の話は割愛するが・・・そういうことだ。
結局、彼女の真意はだ。振り向かせたかっただけだ。
最愛なる大英雄に振り向いて欲しかっただけの少女だ。
あるいは死んで欲しくなかっただけだ。
大英雄様に。戦争で死んで欲しくなかったから平和交渉をしたのだ。
ただ、それだけの女。大英雄の媚を売った売女だ。






彼女の歴史的経過を見れば詐欺者という評論家もいる。
だが、彼女の作った平和の文章は間違いなく本物である。
それがまた気に入らない。
彼女の平和の願う言葉は非常に上手い。
人の感情を動かす美辞麗句が並べられている。
その為、完成された平和の詩をいくつも作られている。
今でもその歌詞を元に作曲がされて音楽がリリースされている。
ああ、気に入らない。本当に気に入らない。
大英雄に媚を売った売女の歌詞がそこまで美辞麗句なの?
そんな愛欲にまみれた女の言葉が?
・・・・と思ってしまうのは冷静じゃないのだろう。
単に個人的に嫌いなだけだ。本当に個人的にね。
あまり憎悪と言う感情を持っていない。
だが、あのセリス・ナーナウィルという人物は許せないぐらいに嫌いだ。







カラン。


グイ。









シェクスピア
「フ~~~~~~。
 ウィスキーの焼ける感覚はいつ飲んでも変わらないわね。」






喉が痺れる。舌が痺れる。食道が痺れる。
そして胃が痺れ、脳が痺れる。
それが陶酔感という奴なのかもしれない。
酔いって言うのは本当に下らなくて、心地よいものだ。
この酒の旨さに勝てるものはいるのだろうか?
・・・・私にとっては酒が全てなのかもしれない。
と思うぐらい、食生活に酒は付いて回る。

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