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2011/10/13 (Thu) 2話

執務室昼800


クロン
「ふう。仕事は大変だな。しかし、政治家のような仕事というのは。
 というか、私はなんで政治家やっているんだ?おい、なんでだ。」

ユキノ
「貴方がこの自治区をまとめたからでしょう。」

クロン
「・・・・そうか。・・・・・そうなのか・・・。
 まとめたらこんな政治家しないといけないのか?」

ユキノ
「普通はそうでしょう。」




あまり信じたくないかもしれないが、彼はこの自治区をまとめた。
もともとこのあたりは国家という概念すらない未開発地域である。
エルフや獣人など人から追い出された者たち。
あるいはエルフや獣人のみが住む国から追い出されたもの。
・・・要するにならず者のような者たちが適当に集落化した地域だった。
まったくまとまりのない地域であった。
それをまとめたのが・・・・目の前にいる男。
クロン・ウェスターノである。もっとも偽名だが。
見た目どおりなのか、そうではないのか。
この男ぶっ飛ばして強い。そして権謀指数も高い。
いや、強かったというのが正しいか。
どっかの通りすがりの勇者に負けて力を封印されている。
だから正確には強かったが正しい。
まあ、今でも十分に強いのだが。
私よりかはフルパワーを出せば強いだろう。
彼が力のものを言わせてこの地域をまとめた。
そして、彼がリーダーになった・・・そして5年。







ユキノ
「というかですね。
 代表者になって5年経ってもまだそんなこといっているんですか?」





クロン
「ずっと言い続けているんだよ私は。今日も判子を押す。
 押さないと法案が通らない。仕事をしないと職務怠慢になる。
 そして、果てにはクビになる。魔王から転落するのだ。
 ・・・やってられないな。魔王っていうのも。
 そりゃ玉座にワイン片手に過ごせ・・・とまでは言わないさ。
 それにしたって、ここまで仕事をしないくていいじゃないか?
 世の中のトップってやつはここまで仕事しないといけないのか……。」






相変わらずのやる気のなさだ。
まあ、この際やる気の問題ではない。
やる気がなくても彼はやることはやっている。
やる気のその人の意志は関係ない。
要するに滞りなく優秀な政治が出来ていれば問題ない。
魔王の精神が痛もうが傷つこうが関係ない。
大体魔王の精神なんて鉄のように硬い。
ダイナマイトで爆破したって壊れはしないだろう。
今のところ、誰が見ても優秀な政治をしている。
無理やりでも彼が首長をやってもらわなければ皆が困る。
魔王は楽でいいのかもしれないが。

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役人みたいな魔王ですね。それで通りすがりの勇者に……なんだか魔王の方が真面目な人物に見えて来た(笑)

2013/08/13 16:29 | 青井るい [ 編集 ]


青井るい 様へ 

極論から言ってしまえば、どっちも真面目ではありません。
・・・という結論になってしまうのですが。

しかし、現状から言ってしまえば、魔王のほうが真面目は真面目ですかね。
魔王はあれで政治家なので。

2013/08/13 20:44 | LandM [ 編集 ]


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