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2011/12/15 (Thu) 8話

ライサ森夜800×600

クロン
「これは……相当悪いな……。相当衰弱している。
 出血もしていた形跡がある。血行も良くない。」



ショコラという少女が助かって一息…。
つけなかったのが現状だ。
帰ってきた彼女は半死半生だった。
帰ってきた当初は全裸だったが、今は服を着させている。




それはいいとしても、体調面が良くなるわけではない。
かといって、医者を呼んでなんとかなる状況でもない。
医者はいるが、それでも絶対的ではない。
魔法で治療した方がいい。
そういう時代である。






ユキノ
「何とかならないのですか?
 魔王なんでしょう。」

クロン
「といわれてもな。魔王が稀代の治療者でも笑えるぞ。
 専門外だ。一流の治療魔法官を呼んだほうが効率もいい。」






魔王は確かに幻やそういった系統の魔法は得意だ。
それなりの魔法技術も持っている。
だが治療魔法は得意ではない。
専門ではない。




一般人程度は使えるがそれ以上になるとあまり使えない。
一流の治療魔法官を呼んだほうが効率もいいだろう。
治療系統の魔法技術は一般治療官ぐらいしかない。
それでも彼に頼るのはそれなりに知識があるからだ。
状態がわからないことには判断できない。
魔王はそれなりに知識がある。
いや、圧倒的な知識がある。
それにゆだねているのである。







クロン
「魔王はすべての事態を好転させられるわけではない。
 魔王は神様ではない。…まあ、神様は見守るだけだがな。」

シェクスピア
「リース・ガザルベルクの言葉ね。
 この自治区でも伝わっているのね。」

ユキノ
「・・・・・・。この女性は?」

シェクスピア
「クロンの愛人。」

クロン
「おい。・・・彼女はシェクスピア・ノアール。
 私の秘書みたいなもんだ。…って彼女はどうでもいい。」

ユキノ
「そうですね。失礼しました。」

シェクスピア
「別にいいわよ。」








ユキノ
「・・・・・・・。」

シェクスピア
「・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・。」

シェクスピア
「・・・・・・・・。」








クロン
「それは今気にすることじゃないな。」

ユキノ
「そうですね。」


・・・・・違和感を感じる。
何がどのように。
・・・・というわけではないが。
なんだか微妙にザラっとした感覚を受ける。



なんというか感情のない殺意が浮かんでくるような女性である。
感情的にはどうでもいい。
だが、本能が問いかける。あの女は殺したほうがいい。
・・・そんな私の今までの人生に蓄積された身体がそういっている。
・・・・だが、それを今議題にあげるような内容ではない。
このあとにゆっくりと話をすればいい。







それにしても魔王の言葉も的を射ている。
「それは今気にすることじゃないな。」
彼女を信頼するな。
彼女の言うことを信頼するな。
そのことを言っているのだろうが。
・・・・随分と気を回したことを言ってくれる。
要するに彼女は信頼するな。
・・・と私に遠まわしに言っているのだ。
それが先ほどの言葉に集約されている。
なんだかんだ言って魔王だ。
この状況でもそういう判断ができている。
流石魔王ということか。





それでも確かに今気にしても仕方ない。
彼女を気にしてショコラさんがよみがえるわけでもない。
回復するわけでもない。
時は金なり。
・・・と言う気はないが。
それでも時間が惜しいときである。
こういうときに彼女を疑っても何もならない。
彼女を疑って、ショコラさんが回復するならいくらでも疑うが。
そういうわけではない。
だから、今気にすることは無い。
魔王の言うとおりだ。

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