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2011/12/19 (Mon) 11話

ライサ森夜800×600


クロン
「グッゲンハイムの場合輸血というのは原則禁止されている。
 道徳的にどうとかそういう問題ではない。一つに拒絶反応が出る。

 グッゲンハイムでは血液に魔力が流れている。魔力の性質は多種多様だ。
 ほとんどの場合が拒絶反応を示す。その為禁止されている。


 

 二つ目は自我の侵食だ。要するに今まである自我の能力が取り込まれる。
 血液はもう一つの自我だ。身体全身が全て血液に支配されているからな。
 その結果、あらゆるものが侵食される可能性がある。性格も能力も。
 今まで培ってきたもの全てが他の血によって侵食される可能性がある。」





ユキノ
「それは・・・・。」



救出率は高くなる。
それは確かなのだろう。
現状の状態から言えば、間違いなく衰弱している。
それを回復させるためにも輸血と言う手段は必要なのかもしれない。
・・・・結構眉唾なのだが。
あまり概念がないが、確かに血は足らないだろう。
それをどこからか補充・・・という風にはグッゲンハイムではいかない。
血液に魔力が混じっているのだ。
だから親和性が著しく低いのだ。
どこかの星と違って。
それを可能にするだけの技量が魔王にはあるのだろうが。
そのため、輸血自体が成功すれば、助かる確率が高くなる。











確かに命と言うことに関して言えば助かる可能性は格段に高くなる。
・・・・・だが、それだけである。
今までのものが守れない可能性がある。
自我や性質と言った人としての根本的な性質である。
それが守れなくなると言うのは確かに問題がある。
この世界で輸血が否定される訳がよく分かる。
魔王のことだ。
拒絶反応に関しては上手くやるだろう。
だが、自我の侵食に関しては魔王でも上手くやれない。
そこまで出来たら神様である。







このグッゲンハイムにとって、血液は自我を決める本質の一つである。
要するに先天的な能力と言ってもいい。
ただ、血液は血液というわけではない。
さっきも言ったとおり、魔力が流れている。
それがグッゲンハイムの世界だ。
要するに血液自体もロマンチックな言い方をすれば意思があるということだ。
正確には意思を決める礎の一つということだ。
私が炎属性が得意なのも先天的な話だ。
つまるところ、血液に流れている魔力。
それが火属性に向いているということだ。
これが魔王の血を貰ったらどうなるか・・・。
火属性の得意がなくなり、空間の魔法が得意になる?
・・・みたいな感じになる。
それだけだったらいいのだが。
得意属性によって、性格も影響される。
炎属性が得意だったら、熱くなりやすい。
水属性だったら、冷静・・・・・。
みたいな感じである。
そういった性格などのパーソナリティも決まる。
そのため、血液はポーソナリティ自体にも影響している。
それぐらいに血液は重要なのである。












その血液を輸血しようものなら・・・・。
・・・・・う~~~~~~む。
・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・と言いたくなるぐらい難しい。
魔王だって渋る理由は分かる。












ユキノ
「家族の到着を待つことは出来ないですか?」


あまりにも判断が難しい。
難しすぎる。
それを一介の剣士がすることではない。
私は救出はするがそれ以上のことはできない。
それは歯がゆいことであるが、どうしようもない。
そこはやはり家族が判断すべきなような気がする。
特に自我の問題。
性格の問題。
家族にとっては、これからの性格の問題である。





命は助かった。
だが、それが全く別人みたいになった。
そうなると実際問題困るのは家族だ。
私みたいに関係ないものは命が助かった満足感に浸れるかもしれないが。
・・・そうでないときもある。
そうした微妙な判断は家族の責任である。
命は短くても、その人らしく。
・・・という生き方もある。
それも家族の判断である。
だから、家族の判断とは非常に重要なのである。
ただ助ければ良いという話ではない。




クロン
「呼ぶ暇はなさそうだな。
 テレパシーの魔法は使えるがこの子の両親と面識がない。

 探すのに時間がかかるし、加えて状況説明をするための時間がいる。
 そこまでしている間におそらく死ぬ。今にも死にそうなのだから。」

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