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2011/12/23 (Fri) 12話

ライサ森夜800×600

シェクスピア
「やって。仮に輸血した彼女を断るのであれば私が扶養するわ。
 それならば問題がないでしょう。」

ユキノ
「・・・・・・。」

シェクスピア
「どうかして?」


確かにそれで最大の問題はクリアできる。
まとまる話にもなる。
生き返ったショコラ。
それが全く別人みたいになった。
それで家族が受け入れられない。
・・・・よくある話かもしれない。
その場合の受け入れ先になろう。
彼女はそう言っているのである。
問題ない。
復活させてもいいだろう。
彼女は・・・・どういう人か分からないが。
とりあえず貧乏ではないだろう。
どれぐらいの階級の人かは分からないが。
人一人扶養するぐらいの金はある。
それは身なり・・・いや。
品位から分かる。









・・・だが、どうしても不信感がある。
どうしようもない不信感だ。
別に魔王に対する不信感ではない。
魔王は全部説明してくれている。
メリットとデメリット。
それらを加味した上で判断を求めていた。
そこまではいい。
魔王は魔王でそれなりに手順を求めて説明をしている。
そこまでは正しい。
だが、彼女の物言いはどうしても不信感を持つ。
そのこと自体は聞けば答えてくれるかもしれない。
・・・だが、その答え自体が正しいとも言えない。
言っていることが嘘の可能性も否定できない。






本能が言っている。
彼女を信頼するな。彼女を許すな。
今すぐ殺さないと自分に害が及ぶ。
分かっている。それがいけないと分かっている。
まだ面識もないような女性を殺すなんてどうかしている。
だが、私の蓄積した戦闘経験が言っている。
彼女を絶対に信頼するな。










ユキノ
「差し支えなければ理由は?」

シェクスピア
「命は救うべきよ。助けられる命であれば。
 その最上命題を基にして倫理は語れないわ。」

 命を救うのは尊い論理。それがあるべき姿じゃない?
 どんなに変わろうと本質は変わらない。命を救うことに。」







ユキノ
「・・・・・・。」


嘘ですよね。
言葉に言おうとして止めた。
初見の彼女にそのようなことを言うべきではない。
先ほどの答えは模範だ。
命はすくうべきだ。
どのような手段を用いても。
人の命を奪うのは駄目だが、人に損害を与えないのであれば問題ない。
今回の方法で救えるのであれば救ったほうがいい。
それは彼女のと同じ意見だ。





・・・・彼女が本当の意見を言っているのであれば。
彼女はどう考えても自分の利益でいっているようにしか見えない。
だが、その根拠も情報もない。
そうである以上、これ以上言うことはない。






クロン
「それでは救出するぞ。いいな。」

ユキノ
「・・・・かまいません。」

シェクスピア
「大丈夫よ。」





・・・・確かに問題があるが、いいだろう。
これ以上の議論は無駄である。
魔王が復活させる。
それは問題ないことだ。
家族としても受け入れなければ死んだ思えばいい。
生き返って御の字。
それぐらいの気構えでいればいいだろう。
受け入れ先もある。
だったら、とりあえず蘇生させておくのが筋だ。
それは正しい。
魔王自体は。
私自体は。




・・・・・彼女の陰謀がどうなのか。
それは後から考えればいい。
ショコラさんが死んでしまっては何もならない。
だから私がYESと言うしかない。

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ひとつの命を前に、葛藤しますね。

どれも選択に値するのだけれど、ひとつを選ぶために議論がなされる・・・緊迫します。

クロンの血、濃そう・・・

2011/12/27 20:12 | けい [ 編集 ]


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