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2011/12/23 (Fri) 13話

繧ッ繝ュ繝ウ隧?蜚ア・点convert_20111223065436


キンーーー。


ピシャ!!!





クロン
「幸い、適合性が高い女性なんでな。
 拒絶反応の確率は低いはずだ。出たとしても無理やり抑える。
 
 私は魔王だ。奇跡のような魔法を見せるのは魔王の専売特許なんだよ。
 魔王のプライドにかけて成功させてやるさ。」




魔王は手首を薄く切る。
出血多量で死なない程度に。
案の定、血が多量に出る。
それをショコラに身体全身にかける。










クロン
「我―――力の一端を解放する。
 我、魔王クロン・ウェスターノが詠唱する。

 我は尊大かつ傲慢。そして禁忌に堕ちた者である。
 禁忌を生業とする。穢れを持つ者である。

 穢れを否と思わぬもの。穢れを日常と思うものである。
 その穢れの果てに栄光を手に入れたもの。

 すなわち魔王である。我の生は穢れに満ちている。
 されど、栄光にも満ちるものである。

 我の生は永久に誉めたたえられるであろう。
 限りなく浄化された、混沌に満ちた者である。

 我が呼び込むは血の精霊。
 滞りなく流れるは血の脈動。

 たおやかに循環するが定め。
 それ、即ち生命そのものである。

 滞るは死を意味する。死の停滞を意味する。
 正ある限り血の脈動あり。生命を内より支えるものである。

 それを司る精霊は繊細。たぎりなく熱い。
 それは奇跡のような循環。滴る血液は滾(たぎ)っている。

 奇跡を起こす精霊はメルト。血の精霊メルト。
 これより精霊メルトが舞い降りる。

 我が求めるは血の輸血である。流れ流れるは血の脈動。
 その性質は各々の違うものである。異なるものである。

 何一つ同一のものなし。奇跡を起こすはメルトの行い。
 我の血と巫女の血を同化せしめん。

 それにて新たる血が生まれる。新たなる命の脈動が始まる。
 それこそ生まれ変わるのである。その奇跡を起こす魔法を。

 『命』準最高精霊メルト。
 純輸正血(じゅんゆせいけつ)。」







魔王が誇る最高峰の魔法だろう。
輸血の魔法とはそういうものだ。
世界でも使えるのは魔王ぐらいかもしれない。
他に使える人がいるとは・・・・。
いや、聞いたことはあるが。
それでも世界に3人いるかどうか。
それぐらいの希少な魔法。
魔王があれだけ長い詠唱をしているのである。
どれだけ難しい魔法か。
それを語っている。
10節以上の長い詠唱である。
あれだけ長い詠唱は私は出来ない。
詠唱が長くなればなるほど身体の負担が多きい。
それだけ強力な魔法になるが。
少なくとも魔法と言うことではあれは私にはまねできない。
・・・・出来る人はあまりいないだろう。
世界でも。











シェクスピア
「グッゲンハイムの血は同化しにくい。
 魔力の概念があるから。それこそ魔力の性質が異なる。



 だから、それが反発し合う。それが拒絶反応を産む。
 ……それを覆す輸血魔法か……。」

ユキノ
「奇跡のような魔法。
 奇跡のような禁呪ですね。」




そのとおりだ。血の輸血魔法は禁忌だ。
なぜなら、輸血は拒絶反応のオンパレードだ。
禁止されている魔法の一つだ。
かなり上級の魔法。かつ技量が試される。
迂闊にやっていい魔法ではない。
許可された魔法医者が使うぐらいだ。




魔王の血がショコラに流れ込む。
傷ついたショコラの肢体に直接流れ込む。
熱いだろう。血が灼熱のように熱くなる。
いや、実際はショコラの方がより熱いだろう。
他人の血が流れ込んでいるのだから。
それが流れ込みど同化しようとしている。
同化の過程で化学反応を起こす。
血の化学反応が起こっているのである。




ショコラ
「う………。」


反応がある。……が、拒絶反応はない。
あればうめき声がある。
そして、苦痛がある。どうやらそれはない。
調査以上に親和性があるのかもしれない。
親和性があればあるほど、私の能力が色濃く出る。


確信が持てる。
これは確実に成功する。







ユキノ
「あなたは生きる義務がある。この世界の冷たさに負けてはダメ。
 この世界の温かさを知るためにも。苦しくても、……生きて。」

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輸血・・・ 

ショコラさん、助かるんですね~
でも、身体は助かっても心の方がね・・・
それに魔王さんの血液なんでしょ!
後が怖かったりして!

本日はここまで読ませていただきました。
次を楽しみにしています。

2012/03/15 08:41 | かぶとも [ 編集 ]


Re: 輸血・・・ 

ここまで読んで頂きありがとうございます。
ショコラが助かるシーンは結構。
色々考えるところがあるところですよね。

この先どうなるのか!!??
・・って感じですものね。

2012/03/15 13:47 | LandM [ 編集 ]


 

 こんにちは。
助かるのですね 単純に 良かったとは言えないですが…
恐いな 此れからが
血が魔力や性格の源なのか 面白い世界観です。

2012/04/06 12:16 | ウゾ [ 編集 ]


ウゾ 様へ 

この辺の設定が面白いと皆様言いますね。
確かに魔力をどこにつけるか?
・・・ということを考えると。
やっぱり血液かなあ・・・という結論になり。
この辺りはリアリティを持たせています。

2012/04/06 17:47 | LandM [ 編集 ]


 

力入ってますね。
魔王がクール過ぎて鼻水出そうです(笑)
ショコラさんも格好良かった。

僕も意志の根源や生命力の源って——って考えるのですが、血ですか。
確かに血って文学表現や言葉の中でも結構感情の部分に訴えかける事がありますね。血が騒ぐとか。

2013/09/21 14:47 | 青井るい [ 編集 ]


青井るい 様へ 

血液の設定はいちいちこの話で絡んでくるので、
結構面白いことになっております。
ショコラは結構色々なことに巻き込まれるのでかなり大変です。
魔王はいつもどおりか。

2013/09/22 06:24 | LandM [ 編集 ]


 

クロンさんとショコラの出会いはこういう……。
輸血の結果がどうなるのか、人間関係がどう進んでいくのか。
すごく気になりますね。

2015/06/05 20:07 | 椿 [ 編集 ]


椿 様へ 

この辺は実は一番初期段階から決まっていました。
ただ、ショコラを出すタイミングがなかったので、今まで出せなかったエピソードです。
輸血の結果がどうなるか。。。。
・・・というのは次回作のお楽しみということですね。

2015/06/06 08:00 | LandM [ 編集 ]


 

こんにちは。
ここまで読みました。

血にその人の本質が宿るという設定、世界観、
とっても面白いと思います。

それにしてもショコラ視点のアルンはどこまでも
隙がなく信用できないといった様子。まるで犬猿の仲のように
相性の悪そうな二人です。
アルンさんを別人物視点で見るのも面白いですね。
わたしはアルンさん好きですが……、ショコラ的には本能が警告を発しているのですね。

アルンは明らかに自分の目的のために何か企んでいるよう。娘のためだと思うのですが……魔王はさすが、不信感を感じているようですね。それにしても魔王様、決めるときは決める、最高にクールでかっこいいです。

2016/05/03 11:55 | canaria [ 編集 ]


canaria 様へ 

・・・ん。
多分ショコラ視点ではなくてユキノ視点だと思いますが。
まあ、その辺はいいや。
ともあれ、読者で評価が分かれる通り、
キャラクターによっても他人の評価は分かれるということですね。
特にアルンのようなキャラクターであればなおさら。
その辺がよく出ていると思います。

魔王は不信感を感じていても。
それはそれで。
・・・と別個に考えている人です。
腹に毒を持っている人でも飼うのが魔王スタイル!!
・・・ということですね。

毎度、ファンタジーにコメントありがとうございます!!

2016/05/03 15:37 | LandM [ 編集 ]


 

何度もコメントすみません///
そうです、ショコラ視点じゃなくてユキノ視点って
ことでした。
普通に打ち間違ってました、何でかなあ……
すみません(^^;)
あ、返信は結構です、それだけ伝えかったので……すみません><

2016/05/04 18:20 | canaria [ 編集 ]


canaria 様へ 

別に良いです。
どうにもキャラクターが多いですからね。
間違えは普通にあると思います。
もうちょっと絵をふんだんに使わないと駄目ですね!!
ってことですね。

頑張ります。

2016/05/04 20:04 | LandM [ 編集 ]


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