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2012/01/04 (Wed) 5話

ライサ酒場朝人物アリ(800)
クロン
「言っておきたいことが3つある。
 依頼が一つ。注意が2つだ。」

ユキノ
「多いですね。私は魔王の使い走りではありません。
 焔流派の一介の焔剣士でです。以前はまあ止むえなかったですが…」


もともと、私たちは定期的に会うような関係ではない。
色々な意味で。
あの男と長年付き合っている奴はあまりいない。
破天荒なのを知っているからだろう。
たまに会うぐらいならいいが。
だが、毎回会うのは勘弁してほしい。
・・・というぐらいの印象である。
それがどうだ・・・。
ということになってしまうが。
腐れ縁だから・・・。
になってしまうのだが。
まあ、依頼を受けるかどうかは聞いてから考えよう。




クロン
「あらかじめ言っておくが、師匠のジュウゾウには許可は貰ってあるぞ。
 暫くユキノを借りる許可は貰ってある。」

ユキノ
「何ですってえ!!」

クロン
「声が大きい。」

ユキノ
「…失礼。」



うむむむむ・・・・。
しかし、家元が私を魔王に貸すとは…。
良く言えば、寛容とも言う。
旅の許可や色々手筈を整えてくれる。
通常の道場では考えられない許可を出してくれるので助かっている。
欠点としてはいい加減というか寛容すぎるところだろうか?




・・・なんとなく予想がついてしまう。
魔王と焔流派の利害関係と言おうか、協力関係と言おうか。
焔流派とはヤの字が付くの暴力団とは違って道徳も尊ぶ武門である。
要するに心身とも鍛えることを信条にしている。
もちろん、人助けや地域住民の助けをすることも求められる。
魔王がこの辺を統一するまでは、焔流派が実際の治安維持を務めていた。
今回の魔王の依頼を受けないということはだ。
クロノス自治区の平和に焔流派が興味がないということになりかねない。
逆を言えば、今回の一件の依頼を受けるということはだ。
焔流派は自治区の平和を守るために貢献する良識ある武門だと。
・・・・・・・宣伝できる。
今回の依頼内容もうってつけだ。
軍や暴力組織が出るような大きな事態ではない。
それでいて、倫理観と武力の持つ人材が欲しいということだ。
もちろん、あの魔王のことだ。
謝礼も出すだろう。
資金と人材の両面で焔流派をバックアップしてくれるだろう。
焔流派にとっては万歳な依頼には間違いない。
・・・・・・・・・と魔王は考えて家元に根回しをしたのだろう。



まあ、家元のことだから、
そこまでのことを考えずにだ。
地域の平和の為に力を貸そうということで、
OKを出しただけだろうが。






ユキノ
「・・・わかりました。
 ただ、依頼を引き受けるかどうかの裁量は私にありますよ。」

クロン
「わかっているさ。その辺はわきまえている。
 ……で依頼の内容なんだが。簡単に言うとライサ街を守ってほしい。」

ユキノ
「それは軍隊の仕事でしょう。一介の剣士の仕事ではありません。」

クロン
「そうだな、言い方が悪かった。
 このライサ街の襲撃を秘密裏に守ってくれ…という意味だ。」

ユキノ
「……詳しくお話を。」

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