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2012/01/28 (Sat) 4話

ライサ部屋昼800


ゴンゴン。

ショコラ
「ハ~~~イ。」





シェクスピア
「は~~い、お機嫌いかが?」

ショコラ
「あなたは…クロンさんの近くにいた…秘書さん?」

シェクスピア
「シェクスピアさんって呼んでいいわよ。」

ショコラ
「あ…はい。シェクスピア・・・さん。」

シェクスピア
「よろしい。」





ショコラ・ユベントス・・・。
彼女が私にとってもクロンにとっても鍵となる人物…の可能性がある。
それだけ重要性があるには、確かに頼りなさそうな普通の少女ね。


身体もちっちゃいし。目つきも暗くて頼りなさそう。
…って、凌辱されたんだもんね。こんななって当然か。
普通ならもっとネガティブになっていいもんね。
…とそれはともかく……。
さっさと、私は私で行動を進めないといけない。






クロン曰く
正直に言おう。
別に輸血したからと言ってすぐさま血に覚醒するわけでもない。
もっとも輸血しただけだ。
心臓やそういう根本的な器官まで移植したわけではない。
身体機能が回復すれば、ショコラ自身の血が作り出される。
直にそちらのほうが上回る可能性の方が高い。
グッゲンハイムでは輸血は禁止されているが・・・。



それでも輸血は輸血だ。足りない血を補充しただけに過ぎない。
その辺は適合性の問題もある。
グッゲンハイムの血には魔力が流れている。
その魔力が全ての身体機能に侵食している。
遠からず影響は受けてしかるべきという見方も出来る。




いったいどっちなんだ・・・と言うことになるが。
その辺はそれこそ固体差という言葉で言いくるめられる。
1日で覚醒するものもいれば、何年経っても覚醒しないときもある。



・・・と思ったら、数年後に突然覚醒したという事例もある。
本当に固体差があると言うことだ。
ショコラがどの事例にあたるかの推測はそれこそ結果論の話になる。
・・・まあ、私の部下に様子を見てもらっているが。
お前自身が見ても良いだろう。





覚醒する条件?
そんなもんがわかったら、私はとっくの昔に復活している。
出来ないからこんなに苦労しているんだ。



ともかく輸血による覚醒の事例はそこまで多くない。
そもそも論から言えば、普通の生活をしていれば輸血はあまりしない。
よほど危ない条件が整ったときだけだからな。
覚醒する具体的な事例は?


・・・・まあ、色々あるな。
すぐに覚醒する場合はまあ説明不要だな。
ものすごくピンチになったときに覚醒する場合はある。
・・・まあ、その前に死ぬ可能性も高いがな。
逆に平和に過ごしていて突然目覚めるときも多い。
誰かの助けになりたいと思う願いがそうさせるのかもしれない。
感情の起伏がそうさせるのかもしれない。




・・・・なんにしても今すぐ覚醒させるのはお勧めしない。
彼女の身体がついてこない。
すぐ覚醒するにしても。
覚醒しないしても私の血が身体に馴染むのに時間がかかる。
1週間ぐらいは経過を観察するのが得策だ。
やるんだったらその後にしてくれ。
目覚めが悪い。






・・・・・・。


・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・・・・。





ショコラ
「シェクスピアさん?」






それらのクロンの言うことを考えると。
あまり今行動するのは適切ではない。
・・・という結果になる。




駄犬には命令したが、時期が早すぎる。
所詮駄犬は駄犬か。
使い物になりはしない。


いつも綱を引っ張っていないとどうにも役に立たない。
勝手にどこかへ行って、人を襲うだけか。
まあ、今回の行動も感情の起伏を誘導させることにはなる。
その辺は役に立ってくれているか。



もっとも、アレクサンドラもいやしない。
交代時期を狙ったとしても、何も得られるものはないだろう。
あちらに得られるものがなくても、こちらにはある。


・・・ということにはなる。
迂闊に動いて血が暴走することになっても問題がある。
せっかく適合性の高い人物である。
それを失ってはそれこそ損失だ。







シェクスピア
「今シュラインの軍人がこちらに向かっている。
 多分・・・うんん、今回は侵攻してくることはないだろうけど。
 それでも念のため警戒が必要だと思ってね。
 こちらにやって来たのよ。魔王の指示で。」



ショコラ
「・・・・え・・・・・。。」



今回については。
・・・・・とすると、今回はどうするか。
ここにいて守ってあげるだけでいい。
それだけで良いだろう。
信頼感は生まれるだろう・
話すことで自分の意識が覚醒するかもしれない。
そうなると、儲けものということで良いだろう。


・・・・・と言っても何を話ししたら良いのか。
それが微妙だが。




シェクスピア
「大丈夫よ。私がここにいるから。
 心配しないで普通に過ごしてくれれば良いわ。」




考えてみたら、年下の女友達っていなかったな。
もともと女友達自体いなかったというのが適当な表現かもしれないが。
あまり女性と気が合わないと言うのがある。
まあ、私の独特な価値観もあるからだろう。
かといって普通の話をしても仕方ない。



ショコラ
「けど・・・・・・。」




・・・・耳が震えている。
無理もない。
あまり言葉ではいえないがかなりひどいことをされたのだろう。
それは察して余りある。
それを思い出せば流石に震えもするだろう。





シェクスピア
「・・・・・・大丈夫よ。
 人は恐怖だけじゃ死なない。恐怖だけじゃね。」




私はショコラを抱きしめてやる。
・・・確かに少女らしく身体がまだ硬い。
女性らしい丸みはあるが、また角張っている。
もう少ししたら丸くなっていくのだろう。
・・・と感じさせる身体である。
このような小さい肢体で男性を受け止めるのは苦しかっただろう。
・・・ということを思わせる肢体である。




ショコラ
「・・・・・シェクスピアさん。」




そういえば女性を抱擁したことはなかったな。
丸みが帯びていると改めて分かる。
・・・・娘が大きくなったらこのような感じになるのだろうか。
それとももっと別の感触がするのだろうか。




シェクスピア
「大丈夫。こうしていればいいわ。
 仮に襲ってきても一緒に死んであげる。」




・・・・・娘か。
アレから7年が経った。
長いなあ・・・・と思うし、あっと言う間とも思う。
あの事件からも2年が経過した。
娘に振り回されている人生なのか。
それとも娘に執着している人生なのか。
どのみち娘中心の人生なのは間違いない。
なのに、その娘は中心にいるのに存在していない。
なんてアンバランスな人生なのだろうか。
それは私の人生にふさわしいのかもしれない。
目の前のぬくもりは虚構。
それは分かっている。
それでも今はこのぬくもりに抱かれていたい・・・・。

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