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2012/02/21 (Tue) 6話

ライサ酒場夜人物アリ(800)

ユキノ
「さてと……私もそろそろ帰りましょうか。
 稽古の方針も頭の中で整理がついたし……。ん?」


・・・・・・目につく二人がいる。見知った顔である。
両方とも。



シェクスピアと……もう一人は誰だろう。


最近見た顔なような気がする。
…が、どうにも合点がいかない。もう物忘れが来ているのだろうか・・・。




それとも昔に合って輪郭が変わっているとかそういう類だろうか?
・・・・まあ、いい。幸い私のことは気付かれていないようだ。



しばらく盗み聞いても大丈夫だろう。
もっともあまり油断していると見つかってしまうが。
……それでも私にうやましいことはない。
彼女の実力は読めないがいざと言うときでも勝てると思う。







いや、念には念がある。
気配遮断の魔法を使ってもいいだろう。
ランクは低くても構わないだろう。
彼女が気付かなければそれでいい。
今回は刀を持っては魔法は唱えられない。
大概、武器を持って魔法を唱えるのが標準的である。
なぜなら、杖なり剣なりには魔力を帯びている。
その武器との補正も加わって威力の高い魔法が詠唱できるからだ。
……まあ、そんなことはともかくとして。早く詠唱を唱えよう。





ユキノ
「風の紋章よ。我に力を貸したまえ。新緑の建物と我が一体化に。
 我の身はそれこそ新緑の緑のように。この建物のように。
 薫る緑の葉のように質素な香りであれ。木の葉のように整然とあれ。
 『風』下級精霊グリン。『気配遮断』。」




キン――――。





・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・ふう。
大丈夫なようですね。
前のと違い気配遮断の魔法。
今回のは下級の下級の気配遮断だ。
しかも属性は風である。
気配遮断の魔法も色々ある。属性も違えば、精霊も違う。
それは今いる環境によって、魔法を使い分ける必要がある。
空で気配遮断の魔法を唱えるなら風。地面にいるなら大地。
…といった風に。
いまいる環境によって魔法を変えないといけないのである。
魔法といっても複雑なのだ。
まあ、もっとも、メジャーなのは風と大地である。
火や水だとまた違う用途の気配遮断魔法があるが・・・。
私は得意でない。




あまりのんびりはできない。早くシェクスピアの近くの席に移ろう。
でないと、良く聞こえない。確証も持てない。

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