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2012/03/17 (Sat) 3話

ライサ森夜800×600

カチン。


ヒュウウウウウウ。







・・・・・・・問題ない。
明寿崇『焔蛍』に馴染み具合は完璧である。
新しい刀だと手に馴染みを持たせるのに時間がかかる。
だが、流石は家元。流石はシュウ・メイジ。
完全に私専用に構成されている。刀の微妙な長さ。刀の角度。
柄の感触具合も私の手に吸い付くようである。




魔力の充実具合も半端ではない。
柄を持っただけで、身体全体に炎を駆け巡るようである。
その身体全体にめぐっている炎が身体の外に出ているのではないか。
そう思えるぐらいの魔力の充実具合である。





身体のコンディションも悪くない。痛めている場所もない。
先日も一般の兵士と戦ったが、ウォーミングアップぐらいの運動しかしていない。
疲れはない。気力が充実している。
気力が逆に有り余っている印象すら受ける。




緊張してくる。だが、適度の緊張だ。これぐらいであれば問題ない。
多少の緊張感がなければ、この剣士という職業は成り立たない。
油断して戦うのは剣士にあらず。常に緊張感を持ち続けなければならない。
こういう勝たなければいけない戦い・・・というのも珍しいが。






・・・・・データによるとアレクと5人はまとめてやってきている。
まあ、5人程度であればまとめてやってくるのがセオリーだろう。
軍の交替時期を見計らって強襲してくるパターンを取っている。
人数が少なく、一瞬の時間でやることが好ましい。







・・・・・魔王は5人は最悪見逃してもいい。そういうスタンスだ。
そういう状況になれば、それはそのやり方でいいだろう。
アレク以外は雑兵だ。
・・・・・あの5人だけで何かするというのは出来ないだろう。
それこそ一般住民だけでも追い返される。そういうレベルになる。










ならば取るべき手段は決まった。気配遮断による一撃の強襲。
それで5名の雑兵をなぎ倒す。仮に残ったとしてもそれはほっとく。
後はアレクサンドラとの一対一の決着に持ち込み。
それが一番望ましい形だろう。
必要であれば人員をこちらに裂いてもらっても・・
…いや、それは要らないだろう。
雑兵など私の全力の一撃で倒すか、戦意を喪失できる。
それにあの程度の兵士だと数にもならない。







ユキノ
「大地の閃きよ。我に力をお貸しください。
 ただずむは草木のように。忍び寄るは木枯らしのように。
 それは誰にも知られることなく。静かに、そして隠密に。
 静があるからこそ、動がある。
 壮大なものがあるからこそ、緻密がある。
 互いは反するものではなく、支え合うものである。
 両者は双方あるかこそ成り立つものである。
 喧噪のなかに静寂ある。混乱の中に秩序がある。
 我が求めるは喧噪のなかの隠密である。
 今、己の信念を貫くために我を隠密にせしめん。
 『大地』下級精霊ファジャス。
 『気配遮断(けはいしゃだん)』」




キン―――――。










・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・。
・・・。
・・。
これでいい。これで気づかれることはない。
ただ、仮定として何もしなければ…ということがあげられる。
確かに何もせずに。
ただ隠れているだけであれば気配遮断は大きく効果を発揮する。
だが、攻撃やその前段階の詠唱をし始めるとその効力は激減する。
殺気や気配、あとは魔力の放出によって感づかれることがよくある。
雑兵程度なら気付かれることはないだろうが。
アレクサンドラは気づくであろう。
見た目にかかわらず、彼は非常に丁寧で慎重な性格だ。
あのアレクサンドラが気付かないわけがない。
そのスタンスでいかなければいけない。















それを気付かせないためにはどうするか。
詠唱による魔力放出を完全に抑えきる。
そして、殺気の類を消すことだ。
そうすればアレクサンドラには気づく可能性は低くなる。
・・・・あくまで低くなるだけで、気付かれない可能性はゼロではない。

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