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2012/03/17 (Sat) 4話

斬撃(炎)

ザク・・・ザク・・・・ザク・・・。



来た・・・・・・・!!
1,2,3,4,5……アレクサンドラもいる。
情報通りだ。まずは一撃。
それを行うための気配遮断もしている。
後は詠唱を行う。
そして、その魔力放出を極限まで抑え込むことだ。








ユキノ
「我―――ユキノ・ヒイラギが炎の紋様を刻む。
 我は炎と刀を生業として生きるもの。」




グウン―――――――。




・・・・・・・魔力放出があまりにも大き過ぎる。
今まで体験したことがないぐらいの魔力が放出している。
これがAランクの武器……!!これがシュウ・メイジの刀。
みなぎる力が抑えきれない…と言ってもられない。
抑え込むしかない。












ユキノ
「炎は触れてはいけない禁断の領域。触れるものは火傷を起こす。
 禁じられた暴走の力である。触れてはいけない熱き力である。
 それを制御できぬは暴走を招く。引いては己の破滅を招く。
 この炎を制御せしぬ者こそが利用できる破滅の力である。」












・・・・・まだ相手には気づかれていない。
アレクサンドラも気づかれていない。
だが、これ以上詠唱が続けばどうなるか……!?
正直、これ以上の魔力放出を制御する経験はない。それぐらいに威力ある武器。
そして、威力のある一撃必殺の魔法剣技を放つのである。

ユキノ
「振りきればさえぎるものなし。
 例え大木であっても、人であっても。
 それが堅牢が門であろうとも、
 この斬撃をさえぎるものはなかろう。
 すべてを溶かすほどの熱線。すべてを焼き尽くす斬り込み。
 それこそが斬撃の極意。斬り込みの真骨頂。」











ガタガタガタガタガタ。




刀が震えている。
武者震いでも怖くて震えているわけでもない。
魔力があまりに巨大すぎて抑え込むのに苦労している……。
まだ焔流派の中でも上級技に入る部類であって、奥儀などではない。
これが奥儀などになれば、
とてもではないがこの状況で抑え込めないだろう。
だがもう少し。
次の詠唱が終われば技を放つことができる。
後少し・・・・・少しの辛抱でいい!!







シュウウウウウウウ!!!!












刀を抜く。その瞬間、抑え込めていた魔力すべてが放出される。
全身に魔力がみなぎっている感じである。恐ろしく解放感がある。
まるで、身体全身が燃えたぎっているようである。血液が燃えている。
神経が燃えている。筋肉が燃えている。内蔵が燃えている。
それぐらいまでの炎の属性による高揚感がある!!
燃え盛るぐらいの自分の身体の潜在能力が発揮されている!!
これがこれこそが焔流派の上級剣技!!
あのシュウ・メイジが苦心の果てに完成せた刀!!
これこそが明寿崇『焔蛍』の本当の力!!













アレクサンドラ
「・・・・・・・・・・・!!!!」



アレクサンドラは気づいてなかった。この直前まで。
初めて見たような気がする。虚を突かれた顔をしている。
兵士たちはいうまでもない。まだ武器すら構えていない状況である。
このままいけば、私が刀を振り切る方が圧倒的に速い。



ユキノ
「『炎』上級精霊ヒムラを奉(たてまつ)る……!!
 焔流派上級剣技………『火粉焔斬(かふんえんざん)』!!!」





ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!




斬撃がほとばしる。それはもはや斬撃というカテゴリーを超えていた。
斬りぬいた瞬間にその斬れ筋がどこまでも続くような印象を受ける。
詠唱の文言のごとく。そこにさえぎるものがない。
たとえ、遮るものがあったとしても、それは斬撃によって切れられる。
そして、熱によって溶かされる。そんな圧倒的な斬り込みが世界を支配した。





兵士
「・・・・・・・!!!!!!!!」



フォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!










それは兵士とて例外ではない。魔術加工によって保護された服が瞬く間に燃え盛る。
魔法防御している身体が瞬間的に斬られる。文字のごとく真っ二つに。
そして、鮮血がほとばしる。内蔵がこぼれだす。
だが、それすらも炎によって燃え盛っていた。
鮮血が、そして身体のすべてが、内蔵が。すべても燃え尽くされようとしていた。
身体を構成する全てを燃え尽くさんとしていた。

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