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2012/03/30 (Fri) 9話

執務室夜800


クロン
「・・・・・・・・・・うお!!!!
 ・・・・なんだ?すごい嫌な予感が走ったぞ。」

シェクスピア
「なに?主人公をユキノ・ヒイラギに取られそうとか?」

クロン
「それはものすごくリアリティがあるから言わないでくれ。」

シェクスピア
「もう何なのよ。・・・ていうかすご~~くヒマなんですけど!!
 本も読めないし、電話も駄目!!通信の連絡さえできりゃしない。
 私はクロンの愛人でもないのにね。
 こんな政務室でじ~~~~とカメみたいに過ごせれないわよ。」

クロン
「我慢しろ。それぐらいは。
 今日だけだ。あの駄犬が捕まればいくらでも自由にさせてやる。」










・・・・しかし、いやな予感があったのは事実だ。嘘ではない。
・・・・・気のせいか?いや、私のカンを舐めてもらっては困る。
この直観力で若いころ馬鹿やっていても生き残ったと言っても過言ではない。
私は自分の直感を信じる。
…だからこそ、今の今まで普通に生きてこれたのだ。
・・・・何か見落としているものがあるか?
ユキノの決闘はどうだ?
確かにユキノの勝率は65%程度だろう。
絶対に勝てるとは言わない。
だが、彼女の信念を考えても一対一で戦わせるのがベストだろう。
そういう状況は作った。
伏兵はやってこない。来たとしても私が妨害する。
それぐらいの警戒感をしてある。彼女の決闘に問題ない。
じゃあ、ライサ街に別部隊が侵略をしている?
・・・それもあり得ない。
駐屯所から兵士が出たという報告もない。
私のセンサーでも侵入者は出ていない。
ライサ街にも、ユキノ決闘に他の部隊が介入してくることはあり得ない。
・・・あり得ないわけではないが。
気配遮断スキルの部隊がやってくれば分からない。
・・・・だが、私が察知できないほどの気配遮断のスキルとなると。
それこそA++のレベルになる。
そんなぶっ飛ばした気配遮断スキルを持っているのは世界広しといえども2,3人と言う話だ。
もっといるだろうが。
当然、シュラインのこんな場末にそんな優秀なやつがいるわけもない。
いたらもっと前の段階で気づく。よって、伏兵はあり得ない。
分からない・・・何も抜けていない。
仮にユキノが負けたとしても代案は立ててある。
確かにユキノが負けるのは誤算にはなるが想定外ではない。
まだまだ取り返せる。
シェクスピアが余計なことをする可能性は皆無だ。
ユキノが釘をさして以来、あからさまに監視している。
下手しなくても軟禁をしている状態になっている。
電話はおろか、通信機の通信もできないようにしてある。
もちろん、シェクスピアに許可をとって…と言う状況ではあるが。
















シェクスピア
「ねえねえ、じゃあ、ショコラちゃんと話してもいい?
 話は他の人に聞いていてもいいからさ。」

クロン
「・・・ショコラは携帯電話を持っていないと思うが・・・・・・。どうしたんだ?」

シェクスピア
「通信用のアクセサリーを渡したのよ。
 私の大切なショコラちゃんに何かあったら大問題だからね~~。」

クロン
「・・・・まあ、構わないが。」


まあ、その方がショコラも気がまぎれるだろう。
今は外出禁止令が出ているだろうライサ街。
シェクスピアみたいに馬鹿みたいに明るくふるまってくれる奴。
それでもいればそれだけでも気がまぎれるだろうし。
それに同時にショコラの安全確認にもなる。
兵士に会話を聞かせておけば問題はないだろうし。
問題があれば、即座に会話を止めさせればいい。







シェクスピア
「・・・・・んん~~~~???おかしいなあ・・・・つがならない。
 どうかしたのかしら?ジャミング?そんなわけないしなあ……。
 今ペンダントは森の奥深くでもつながるタイプだし……う~~ん。
 どうかしたのかなあ……。おかしいなあ・・・。」

クロン
「どうかしたのか?」

シェクスピア
「いや、つながらないのよ。 ねえ、クロン見てくれる?
 このアクセサリーは森の深くでもつながるタイプなんだけどなあ。」


クロン
「今は忙しい。あとにしてくれ。」

シェクスピア
「ぶ~~~~~~。」


シェクスピアはほとほとヒマそうだ…。
まあ、それはシェクスピアが自発的に動いていない証拠なのだが…。
いや…しかし、ショコラと連絡が取れない?
・・・・・・だが、ライサ街全体を閉鎖している。
誰か侵入しようとすれば、それは気づく。
それが無理やり連れていく場合であれば…。
そこまで心配する必要はないような気がするが・・・。
テレパシーなどの連絡手段も私が察知する。
ショコラを連れ去ろうとするのは物理的に不可能に近い。
…もちろん不可能を可能にする奴もいるが。
現時点でその不可能を可能にする人材はいない。
それは断言できる。
・・・・・・しかし、念には念をと言う言葉がある。
余っている女性兵士でも引っ張って、ショコラの様子を見に行かせてもいい。








クロン
「おい、ライサ街の兵士。」

兵士
「は…はい。」

クロン
「手の空いている女性兵士をショコラ・ユベントスのところ向かわせろ。
 ようすを見に行かせてくれ。」

兵士
「・・・・?分かりました。幸い見守りは大丈夫そうなので、女性兵士を行かせます。」

クロン
「・・・・頼む。」


・・・・一瞬、胸騒ぎがした。
可能性があるとすればショコラ以外に考えられない。
残りは予定通り進んでいる。
これで彼女が無事であれば、計画は完璧に進んでいる。
悪い予感はとり越し苦労だと分かる。それでいい。
後はショコラの無事が確認できればいい。

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