FC2ブログ
2020・09
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2012/04/25 (Wed) 6話

ホルン森800昼


クロン
「まあ、本来的には私の空間転移で救出できるのがいいのだがな。
 ないものねだりをしても仕方ない。ここは普通に救出しよう。」

ユキノ
「具体的にどのように救出するのですか?
 ・・・・ある程度アレクサンドラも準備をしているでしょう。」


考えることを放棄するわけではないが。
やはり策略は策略家に任せるのが定石だ。




餅は餅屋と言うし。
普段ならいざ知らず。
今回の私は髪の毛の先から爪先まで真剣と書いてマジと読むくらいに本気だ。
ショコラさんを助けるためならば、
魔王がどんなに非人道的な扱いを私に強いろうとも忠実にこなす心積もりでいる。
今の私は魔王の握る刀に同じである。
まあ、魔王の忠実な僕と言うわけでもないが。




カチン。





魔王は駐屯所を眺めながら唸っている。
不本意ではあるが魔王がこの場にいてくれる事実はとても頼もしい。
特に今回の救出は時間との勝負であり絶対に失敗できないのだから。
この魔王の奇跡のような魔法ならば必ずショコラさんを助け出せるという自信が持てる。
もっとも、そこまで奇跡の魔法が使えないが。
それでもぶっとばした魔法の技術がある。






私ならば監視に見つからないように塀を超えるか抜け道を探す方法を取る。
だが魔王は恐らく別のもっと簡単な方法で潜入できるはずだ。
この男は昔エレガントに魔法を使うとか宣っていた。
今もその言葉通りなのかはわからないがこそこそと塀を登る姿は想像できない。
それならばまだ壁に対して垂直に立って歩く姿の方がありえそうだ。
想像したら笑えてきそうだったので我慢する。

クロン
「・・・・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・・・・・・。」

クロン
「・・・・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・・・・・・。」

クロン
「・・・・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・・・・・・。」

クロン
「・・・・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・・・・・・。」























魔王が考えている。
ここで焦っても仕方ない。
魔王はあらゆることを考えて、救出の手段を考えているのだろう。
しかも最適な手段を。
長い間考えるということは、それだけ確率的に高い手段を導き出せる。
・・・と言うことである。
考えるは休むに似たり。
・・・と言う言葉もあるが。
彼の場合はそれが当てはまらない。
彼の場合はそれこそ考えるだけ有利な戦略を導き出す。
それが魔王というものである。





私がここですべきことは他の兵士が見ないように見張りをするぐらいである。
それはそれで重要なことである。
現場で考えるのと、執務室で戦略を練るのとでは別次元である。
より現場に即した考え方をする。
それが彼の特徴である。
なので、彼がここで考えることはそれだけ私にとっても有利に働く。
確かにショコラさんのことは心配だが。
それで失敗しても仕方ない。
彼女が確実に救出できるように奮闘するしかない。
私は私の本分がある。

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<その7 | TOP | 5話>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/1262-3e745567

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード