FC2ブログ
2020・09
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2012/05/03 (Thu) 10話

ホルン森800昼

兵士
「ああああああああああああああああああああああああ!!!
 ああああ・・・ああああ!!???ああああああ!!!??????」




・・・・・と思ったら、森越しからでも聞こえる駐屯所の混沌具合。



どうしたことだろうか?
近くの森といっても、それなりに距離がある。
にも関わらず、恐ろしい具合に声が上がっている。
そして、なにやら同士討ちのようなものが始まっている。
これは・・・いよいよ効果を発揮したということだろうか。
なんにしてもあり得ないぐらい混乱しているのは分かる。
それが何によるものかはともかくとして。
いや、何によるものか・・・なんて決まりきっているか。
魔王によるものに決まっている。
しかし、どういう原理でこれをやったんだか。







ユキノ
「魔王、何をしたんですか?」

クロン
「幻覚魔法を二重にかけた。
 1つは駐屯所の中の通路の認識を阻害して迷宮化した。
 これで兵士たちは目的の場所に向かうのは困難になる。
 もう1つ、目に映る相手が全てユキノに見える魔法を掛けた。」






そりゃ、随分えぐい。
壮絶にえぐい。
実際にそうなってみると分かるだろう。
かなりえぐいことになっているのは分かる。
人というものは随分と視覚に頼る。
それは別に私に限った話ではない。
目が見える生命は特に目を特化している。
目によってあらゆるものを認識するといっても過言ではないだろう。
それぐらいに視覚は重要なものである。
他にも要素はあるが。
その視覚が奪われたのと道義である。












見えるものが全て私なのである。
まあ、私でなくてもいいのだが。
全ての人が同一人物に見えたら気が狂ったのではないかと思う。
それは当たり前のことだ。
実際に狂ってしまうだろう。
視覚的に考えればかなり気持ち悪い。
相当に気持ち悪い。
私もそうはなりたくない。
それが全て私と言うのもなんだか妙な気分ではあるが。
それはともかく。







しかも逃げようと思っても逃げられない。
建物が迷宮化しているのだから。
逃げようと思っても人がいる。
外には迷宮化して出れない。
これでは大パニックになるだろう。
誰が言うことなしに。
ここまで来るとかなり悲惨な状況になっていそうである。
もっとも、それで同情する気にはなれないが。
相手は敵である。
そして救出しないといけない。
この状況下で同情している暇もない。











もっともこれだけ広範囲な魔法である。
効果がない者もいるだろう。
アレクサンドラのような強者は効果がないだろう。
他にもある程度は効果がないのが予想される。
だが、この大パニックである。
強者も事態を落ち着かせるので精一杯だろう。
多くの兵士は効果があるはずだ。
それは魔王の魔力にある。
封印されたとはいえ、一般の魔力と比べて遥かに凌駕する魔力を持っている。
彼の魔法に抵抗できるだけの魔力を持っている者は・・・・。
あまりいない。
私でも油断すれば幻覚にかかってしまうだろう。
単独であれば間違いなく幻覚にかかる。
それぐらい魔力には差がある。










クロン
「私はここにいて、魔法の維持に努める。お前は侵入して来い。
 やることはわかっているな。それ以外の余計なことはするな。」

ユキノ
「承知。」





確かにここまでの状況が出来上がれば後はどうとでもなる。
正面突入しようが、何しようが助けることは問題ないだろう。




・・・・・・・。



・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・問題はあの男だけか。




あの男がこの魔法にかかっていることは無いだろう。
あり得ない。あり得たら・・・・ついでに倒しておこう。
あの男との戦いが長引くことも許されない。
今回ばっかりは戦いに興じている暇は無い。
助けたらさっさと逃げる。
それに限る。
あの男との戦いは心配しなくても後でいくらでもあるだろう。
・・・・絶対に。

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<その30 | TOP | 9話>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/1281-6efe7962

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード