FC2ブログ
2020・12
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
2001/03/12 (Mon) 3話『鬼との戦闘』



ギイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!
深夜の深い森に金切り音が木霊する。
カレンが持っている聖剣グラストと鬼の持っている無骨な剣が擦れ合っている音であった。











鬼「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

カレン「鬼風情が私に勝てると思いなよ……!!」


カレンはこの鬼程度であれば勝てると踏んでいた。
確かに見た目には驚かされたが、強さ自体はそこまでではない。
力まかせで無骨な剣を振り回すだけでは、カレンに当たりはしない。
当たったとしても、大した怪我にはならない。
それぐらい力の差があることを戦っている間に感じた。











カレン「…………テメエは戦わねえのか?アアッ。」

レイビア「貴方と戯れるほど下賤な身体ではない。」

カレン「そうかよ。」



ガギン!!!!!!!!!!

それでも、カレンは鬼の攻撃を防御するだけである。
攻撃は決してしなかった。








理由はその後ろいる水色の髪の少女だった。
明らかにアレは危険すぎる。
鬼に構っている間に不意打ちをくらったら、カレンとて無傷では済まない。
そうした直感があった。
現に、今目の前にいる鬼は明らかにレイビアの意思で動いている。
ならば、鬼よりも後ろにいるレイビアの方が力が上なのは明白なのである。









挑発にも乗ってこない。
……ここで時間を費やすことは明らかに得策ではない。
自分一人が戦っているならば、それも面白いが……後方にはアイアトーネ市の人間がいる。
ここで時間を費やせば費やすほど、不利になる。

いくら本国からの増援が来ると言っても、空間転位で瞬間的に来ることなど不可能である。
それまではカレンが加勢しないと、かなり状況的にまずいのは間違いない。

急いで、アイアトーネ市まで行く必要がある。












カレン「………ちっ。ここで遊んでいるヒマはねえんだよ……!!」



ビュウウウウウウウウウウウウウウウ。

カレンは鬼の攻撃を鮮やかによけた。
レイビアの動きを警戒しながら鬼の懐に入り込んだ。

―――――――――――――――――――そして。

















ザシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!


血飛沫が舞う。
鬼の腕がまるごと飛び去った。
カレンの持つ聖剣グラストで丸ごとぶった斬ったのである。


青い鮮血がカレンとその周囲に飛び散る。
鬼の血は青いのだな………と納得するころには、カレンは次の動作を構えていた。













カレン「我、カレン・エスタークが炎の精霊と契約する。
    炎の紋章よ。
    我のもとへとまいりたまえ。
    振り向くは風。
    振り下ろすは粉塵。
    砕くは爆発。
    一撃にて粉塵であれ。
    全てを一撃にて爆砕せよ。」


カレンが自分の身長をも超える大剣を振り上げる。
大剣は真紅に燃えており、触るだけで全てを溶かすほどの熱量を誇っていた。
その大剣の周囲には火の粉が舞い散っており、触れるだけで爆発してしまうような危険性があった。


――――――――――――――――――大剣が無慈悲に振り下ろされる。



カレン「炎剣技 降流爆砕剣!!!」


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!





鬼は大剣によって一刀両断されたあとに爆発した。
腕や頭……足などの部位が飛び散っており、あたりが凄惨な光景へと変わる。
これだけ徹底的にやれば、再生も不可能であろう。

カレンは鬼の再生力をも考慮して、完膚なまでの攻撃を加えたのである。
でなければ、魔法も使わずに一刀両断していた。
















レイビア「ふうん。」

レイビアは粉砕された鬼には全く気を止めずに、カレンの方をみた。
カレンの放つ独特な威圧感には全く飲み込まれず……ましてやその威圧感を楽しんでいるような様子すらあった。

明らかに普通の少女ではない。
それは今までの言動からも明らかであった。





レイビア「我は人間の血を見ることが好きだ。
     見よ……今宵は満月が煌々と光っておる。
     月夜に血飛沫の舞を見せるは鬼の宴であろう。
     人間の血は美しい。
     それこそ芸術だ。
     血液の生暖かは生命の息吹を感じる。
     命の鼓動を感じる。
     それを手で感じることは至福である。
     私は人間の血液だ好きだ。
     臓腑を打ち破りて、飛沫舞う血液はもう……絶頂のきわみである。
     さあ、血飛沫を見させてもらおう。
     我の背後におる異界の鬼が『血をくれ』『血をくれ』とせがんでおるのだよ。」
     


カレン「鬼の文化なんて知るかよ。理屈を並べる暇があったら、かかってきやがれ。」

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(6) |


<<レイビア・フェルト人物紹介 | TOP | 2話『レイビア・フェルト降臨』>>

comment











管理人のみ閲覧OK


 

血に飢えた幼女(笑)
鬼っ子かわいいよ鬼っ子~

おっとすまない取り乱したようだ。
可愛い子には旅させよ。
過保護な魔界の王様が毎日心配で溜まらず、娘を人間の世界に連れ出したアズクウェイドに怒りをぶつけながら魔界で悶々している姿が浮かぶようです。

2010/03/13 08:32 | 節 [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

節様へ。

ちなみに、レイビアは12歳なので幼女じゃないですね。
小さく見えるのは服がかなり大きいからです。
まあ、12歳といったら、小学6年生……中学1年ですから……まあ、こんなもんじゃないですかね。大きさ的には。レイビアはそれより外観を幼く設定しましたが。


魔界の王様が悶々としているのは確かじゃないかな~~と思ったり。
いつもご愛読ありがとうございます。

2010/03/13 10:01 | LandM [ 編集 ]


うーむ 

和服というからにはこの世界には「日本」があるのか。

……などとツッコんでしまう悪い性格(汗)。

しかしレイビアちゃんすごい性格に育ちましたなあ。

シェクスピアさんの血を引いているとはいえ、シェクスピアさん魔界だか地獄だかでさぞや泣いてるんじゃないかなあ。

明らかに不肖の娘とは呼べない非凡な人物ですが、親の望んだようには成長していないことは火を見るよりも明らかですからなあ。

あの竜王少年とはうまくしたら似合いのいい夫婦になるんじゃないでしょうか(笑)。

2010/03/13 19:50 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


Re: うーむ 

ポール・ブリッツ様へ
いつもご愛読ありがとうございます。
この世界に日本……どうなんでしょうね。
色々な国がある……という設定なので、あってもおかしくないし、無くても不思議ではないですね。そこまで設定を作っているわけではないですしね。

レイビアの性格はこれでも当初より改善された方です。結構自分好みなキャラクターなんですが、これはこれで反響が多いようで。何よりだと思います。マユルとレイビアの組み合わせはとりあえず考えてますね。夫婦になるかどうかはわからないですけどね。
まあ、たぶん2部でも二人のやりとりはあると思います。

いつもありがとうございます。


2010/03/13 22:05 | LandM [ 編集 ]


 

アズクウェイド!
レイビア!
レイビア!!

……シェクスピアの大切な二人。一足違いでしたね。
ひと目でも、会いたかっただろうなあ。

そしてレイビア対カレン!
息つく暇もなく、燃えます! すごい展開ですね。

2014/11/26 13:00 | 椿 [ 編集 ]


椿 様へ 

裏設定なのですが、
シェクスピアはレイビアと鉢合わせになったら、
間違いなく殺意を生んでしまうので会わないのが正解だと思います。
理由を話していると、
それだけで終わってしまうので割愛。


レイビアとカレン!!
流石にかっこいい二人!!
最高ですね。
(*^^)v

2014/11/26 19:34 | LandM [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/131-d52b33af

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード