FC2ブログ
2020・09
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2012/06/12 (Tue) 8話

ライサ酒場朝人物アリ(800)

ラック
「お、この当店お勧めスーパーフルーツジュース。
 略してTOSFJ(トッシュジュース)が美味しそうだね。」

ユキノ
「そ、それは一杯2000イェンもする高級ジュースですよ。」

ラック
「それぐらいいいよ。どうせお金はあり余っているし。まあ研究費用は欲しいけど。
 研究費用は個人のお金で賄い切れる訳ないしね。」


このトッシュジュースは半端なジュースではないと言われている。
まあ、それは値段を見てくれても分かる。
一杯2000イェンのジュースなんて飲んでいられない。
私のような小市民の給料で飲もうという発想にはならない。
2000イェンもあれば、それこそケチれば2日分の食糧が変えるのであって。
それぐらいの値段をたった一杯のジュースで粉砕するのも馬鹿らしい。


だが、値段に相応するぐらいのおいしさを誇っているのもこのジュースなのだ。
香りもさることながら、一口飲むだけで果物の世界へと誘い込む豊潤な味と香りがする。
ホルンの森産地直送。
オーナーが許した厳選された果物の絶妙なハーモニーが織りなすミックスジュースである。
そのため、毎日味が違う。
良い果物を厳選するため、その時その時で果物が違うからである。
それでも味の旨さは変わらない。
まさにスペシャルジュース。
キングオブジュースの名を冠するほどのジュースと言っても過言ではない。
なんだか説明していると、どんどん私がボンビラス侍と言っているような気がするのだが。
・・・というよりか。
私の期待度が失墜しているような気がしないでもない。
それでも、一介の侍の収入は道場のお金のみ。
高級な食べ物を食べてみたい願望は一般人のそれを同じなのである。



ラック
「あ、それじゃすいませ~~~ん。トッシュジュース二つ。」

ウェイトレス
「かしこまりました。」




来る!!あのトッシュジュースが来る!!
コップ一杯2000イェンのトッシュジュースが来るわ!!
今までメニューを見ては飲むのを諦めていた一品が!
ひょっとしたら、ここ一か月で最高の興奮するシチュエーションかもしれないわ。
アレクサンドラとかの畜生と闘うことなんかよりよっぽど緊張する。
それぐらいに待ちに待ったジュースである。それが棚から牡丹餅みたいな展開で。
確かにもったいない気もしないでもないが。
それでもこれが飲めるのであれば、多少の毒は入っていてもやむなしね。
・・・・という心境になってくる。



ラック
「どうでもいいけど、ものすごく表情に出る人だね。」

ユキノ
「そんなことはありません。」

ラック
「いや、その『来る!!あのトッシュジュースが来る!!』
 と期待している表情で言われても全く説得力ないんだけど。」

ユキノ
「うぐ。ですが、ここのジュースは普通のジュースでも絶品と言われるものです。
 その自慢するジュースでまずいわけがありません。」

ラック
「ふ~~~ん。まあ敵も味方もやってくるぐらいのすごい店であるには違いないからね。
 ある意味異次元の空間だね。敵も味方も全員ここでは単なる客なんだから。」

ユキノ
「それだけ魅力がある店ということです。」




考えてみれば、アレクサンドラもシェクスピアも来ている。
魔王や私、眼の前の男性のことを考慮に入れるとトンデモ空間である。
敵も味方もその中間もすべてやってくる癒しの空間ということだろう。
考えてみればすごい。

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<9話 | TOP | 7話>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/1333-284e1f4f

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード