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2012/06/24 (Sun) 1話

和室(2)朝800

カーカー。




カーカー。



ユキノ
「…朝っぱらからカラスの鳴き声・・・・・。
 一日の始まりから憂鬱だわ。」


結局寝て起きてもショコラさんを救う方法が・・・・。
思い浮かんだりはしなかった。



それでも諦めきれず微睡みと言う名の悟りの境地で答えが見つかる・・・・。
・・・のではないかと粘っていたがカラスに起こされてしまった。
なんとも縁起が悪い。
悪すぎる。




まあ、私は医者でもなんでもない。
ラック氏が妙案や薬を処方しているだろう。
彼は彼でショコラさんの為に動いている。



今もひょっとしたら薬の材料を集めているかもしれない。
彼は彼で現時点で役に立っている。
それを考えると、私は寝ているだけではないか。



・・・と思うとなんとも居た堪れない気持ちになる。
そこまで真面目に考えるとこちらも鬱になったりする。
それはそれで駄目なので気軽に考えないと駄目なのだが。
それでも考えてしまうので仕方ない。








ユキノ
「しかもあの鳴き声は絶対に私を馬鹿にしてるわ。」







アホーアホー。



アホーーーー。


アホーーーーーーーー。









なんだか作為的にアホーーーーといわれている気分になる。
気分の問題なのか。
あるいはカラスが意図的に言っているのかもしれない。
・・・・。
・・・・・いや、絶対そうである。
あのカラスたちは間違いなく意図的に言っている。
そうに違いない。
違いない・・・・!!!








アホーアホー。




アホーーーー。






アホーーーーーーーー。








ユキノ
「くっ!どこにいるの!!!??
 今すぐとっちめて焼き鳥にしてあげるわあああああ!!!!」





バサアアア!!




私は飛び起きる。
同時に刀を手に取り柄に手を添えながら窓を殴るように開いた。
その間三秒。
おそらく、このスピードについていけるものはいないだろう。






アホーーーーー。




アホーーーーー。






アホオオオオオ。






アホオオオオオオオオ。








ユキノ
「・・・・・・・・・。」





だが狡猾な漆黒のハンターは私を嘲笑うかのように大空に飛び立っていた。
確かに追いかけることはできるだろう。
空を飛ぶ魔法はとりあえずは使える。




・・・・が、そこまで得意ではない。
朝うるさいからと言ってカラスを成敗するほど暇ではない。





・・・というか、そんなことやっていたら完全に可笑しな人だ。
変な人といわれるし、お笑いのキャラにもなってしまう。
私は断じて正統派主人公なのだ。
・・・たぶん。





というよりかは朝っぱらから随分と可笑しなことをしている。
カラスに馬鹿にされたと思って追いかけるなんて。
・・・そんなことしたら単なる馬鹿である。
いや、単なる馬鹿を超えて他の者になってしまう可能性もあるだろう。
そんなものにはなりたくないので。。。
とりあえず、追いかけることはしない。
・・・というよりかはカラスにあそこまで怒ったこと時点で手遅れな感もあるが。
まあ、そんなことを気にしても仕方ない。
・・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・仕方ないというわけでもないが。
いくら考えても答えが出るわけでもない。
根本的なショコラさんの解決法があるわけでもない。
私の刀で治療することなどできない。
これは人を威嚇することしかできないだろう。
そういうことは医者の仕事である。
私ができることではない。






ユキノ
「・・・・ご飯にしよ。」







腹が減っては戦ができぬ。
・・・というわけではないが。
とりあえず、食べることは資本である。
いつアレクサンドラが攻めてくるかも分からない。
そのような状況下でご飯を食べない選択肢はない。
すぐにでも食事を取ろう。
相手は待ってくれない。
いつでも万全の状態でいることが大切だ。
・・・もし攻めたときでもすぐに追い出せるように。
そういう状態にしておくことも私の仕事だ。

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