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2012/06/28 (Thu) 3話

ライサ酒場朝人物アリ(800)


ユキノ
「ショコラさんを救う…そういうアイテムを開発するというわけですか?
 アイテムで人の心を救えるとは思えませんが。」

ラック
「人を救うアイテムを開発しようなんて思っていないよ。
 道具は道具だからね。結局、人を救うのは人だよ。
 アイテムはその手助けをするだけ。薬だってそうだよ。
 だけど、そのものを治す薬はあまりない。それと同じだよ。」





・・・開発するのは薬か。
それを考えると精神安定剤みたいなものを出すのだろうか。
それだったら、確かに多少は効果があるかもしれない。
彼女の問題が問題だっただけにあまり他人に公にできない問題である。
それが国家間の問題も絡んでいるから余計に他人に言うことができない。
もちろん、最大の理由は彼女自身が思い出すことに苦痛があるからだが。
なので、本職の人間が処方する精神安定剤があると多少は錯乱状態も落ち着くかもしれない。
軽減できる度合がどの程度かは問題だが。
あまり効き過ぎても問題があると聞く。
難しい薬であるのは間違いないだろう。
まあ、彼はプロだ。
その辺は本気で作るのであれば問題はないだろう。
そのアイテムに裏がある可能性もあるが、そのあたりは精霊鑑定をすればいい。




ラック
「じゃあ、さっそく開発するね。」

ユキノ
「はい、お願いします。」








キラリン!!


トンカチ-笑顔






ラック
「・・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・・・・。」

ラック
「・・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・・・・。」

ラック
「・・・・・・・・・。」

ユキノ
「・・・・・・・・・・。」

ラック
「参ります。」

ユキノ
「ちょっと待って下さい。」

ラック
「なんだい?」





ユキノ
「薬を開発するのに、何だって土木用のトンカチがいるんですか?」



明らかに薬を作るのにいらないような道具がある。
・・・というか明らかにヤバいような臭いがする。
そのトンカチで製造する薬がヤバい薬じゃないわけがない。
というよりか、この人本当に科学者か?
土木作業員に見えなくも無い。
見た目は普通のトンカチなのだが・・・・。
本当に大丈夫なのだろううか・・・・?
いや、もちろん、大丈夫でなければ飲ませなければいい。
それだけの話なのだが。
それにしても心配になるのは何故だろうか?






ラック
「大丈夫大丈夫。このトンカチは薬製造専用のトンカチなんだ。
 殺菌滅菌はちゃんとやっている清潔なトンカチだから心配要らないよ。」

ユキノ
「いやいやいやいや、薬作るのにそんなトンカチはなしでしょ。」

ラック
「それは常識論だよ。」

ユキノ
「いや、基礎論だと思いますけど。」

ラック
「まあまあ、見ててって。失敗したら失敗したで精霊鑑定すればいい。
 ちゃんと精査の結果は出るからさ。」





失敗しても私やショコラさんにデメリットはない。
成功すればメリットはある。
だから、失敗しようが成功しようがどちらでもいい。
・・・というわけではないが。成功すればそれだけ良いことだ。
期待をしなくてもいい。そういう展開である。
ここは大人しく見ておこう。
彼の手腕も分かるところだろう。
・・・・彼はフェルトの錬金術師である。
しかもかなり高名な。
その彼が実験をする。
それは世の学者が涎を垂らして見たい光景ではあるだろう。
それを私が目撃するのだからもったいない話ではあるが。
・・・と言うほど高尚なのだろうか?
あまりそうに見えないのは何故だろうか。
確かに少年がトンカチもって遊んでいるようにしか見えない。
・・・というかそのものだろう。
彼は大人だろうが・・・。
それにしてもなあ・・・・・・・。
説得力がないとでも言おうか。
なんといおうか。
素人だから余計に心配になるだろうか。
いや、素人じゃなくても心配になりそうな光景である。









ラック
「それでは改めて・・・・・参ります。」


きらりん。




トンカチ-笑顔








何にしてもここは見させてもらおう。
フェルトの錬金術師の開発の姿を。
この姿を間近で見られる私はある意味幸せなのかもしれない。
おそらく、他の科学者が目を血走って見るような光景なのだろうから。
私のような一介の剣士が見てもあまり参考にはならないような気がするが。

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ほほう。何がどう出てくるのか興味深いですね。

ラックのことを見る目が、この先変わるようなことが起きるのでしょうか。

とにかく、ショコラちゃんの笑顔が見られることになりますように。

2012/06/30 19:11 | けい [ 編集 ]


けい 様へ 

何がでるかは少しびびると思います。
何がびびるかというと次の更新で。
このために隠してあるイラストもあるので。

2012/07/01 08:47 | LandM [ 編集 ]


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