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2012/07/21 (Sat) 4話

執務室夜800


ウィリアム
「ふうむ、・・・ということはシュライン国家と小競り合いの可能性があるから協力をもらいたいということですな。」

クロン
「交換条件としては、ライサ街への合法的な勢力拡大を認める。
 あくどいことは・・・しないと思うが、まあ、いつも通り頼む。
 合法的な介入を認めるのはシュラインとの小競り合いの後だ。
 でないと、ライサ街もいきなりの武力集団が介入してきたら困惑する。」




ウィリアム
「あくまで外国の勢力を追い出したまっとうな武力集団ということですね。
 そちらのほうがすんなり介入しやすいでしょうからね。わかりました。」

クロン
「・・・ということは。」

ウィリアム
「手勢を集めて行きましょう。」

クロン
「助かる。」




まあ、ここで失敗したら何もかも計算外になってしまうのだが。
そうならない確信はあったが絶対ではない。
断る可能性もある。
いかに血に飢えた武力集団であろうとも無私の協力はしない。
戦えればそれでいいというやつらは相当少ない。
戦いで食っていける奴らだから徒党を組んでいるんである。
そうでなければ別の仕事をやっている。




だからこそ、出したのが勢力拡大の見返りだ。
黒炎教団としてはもちろん、勢力拡大はしたいところだ。
主要な都市はある程度抑えていても完全ではない。
それぞれの地域に根付くことが大切なのである。
究極的には黒炎教団はクロノス自治区全域を治めたいだろうから。
まあ、その一歩にはなるだろう。
それが正しいかどうかはともかくとして。





どのみちどこかの武力集団がアンダーグランドを支配するのが摂理だ。
だったら、善良な武力集団が治めてくれるほうが政治を治めている私としては助かる。
それに首領とは知り合いだからな。
楽でいい。











クロン
「いきなり多くの人数を回す必要がない。
 なんだかライサ街自体も困惑してしまうからな。
 段階的に状況を見て回すように頼む。
 ・・・・それだったら私が現地に行ったほうが早いか。」

ウィリアム
「・・・・魔王自ら陣頭指揮をとるんですか?」

クロン
「何だ?その嫌そうな顔は?」

ウィリアム
「いやあ、まあ。」




おおかたパシられることを予想しているのか。
少し、いや内心ではかなり嫌そうな顔をしている。
まあ、その辺はどうでもいい。
ウィリアムなんてこき使っていいのだ。
こいつがトップなんだから。
・・・って正確には中間管理職みたいな感じではあるが。
気苦労が多いのは今に始まったことではない。
やれやれ、上に上げれば大変だな。
下っ端のほうが楽でいいさ。
色々な面で。
私もこの仕事をやめたくなるよ。
・・・・と、言いたくても辞めれないのだが。







クロン
「ま、・・・ちょっと面倒なことになりつつある。
 官僚と秘書諸君は政治面でちょくちょくしておいてくれ。
 難しい判断を求められた場合は私に直接資料を持ってきてくれ。
 基本的にライサ街にいるようにするので。」

官僚
「わかりました。」

ウィリアム
「よいのですか?ここにいなくても?」

クロン
「まあ、私はお飾りみたいなものだ。具体的な法案などは官僚が通す。
 正しいことのようにパフォーマンスするのがトップの仕事だ。
 現実問題からいえば、優秀な官僚がいれば政治は回る。
 それを民衆にわかりやすくインパクトを残すのがトップの仕事だ。
 長期間ならともかく、一時的にだったら政治に問題はない。
 通りそうな法案で問題のあるものもないからな。大丈夫だろう。」




内政の状況的には問題はない。
内乱とか発達する可能性も極めて少ない。
今のところだが。
まあ、そう仕向けているというのが正確なのだが。
この時期に大体内政がしっかりしていなかったら内乱のもとになる。
だが、それはないようにしている。
政治形態は盤石にしてある。
少なくとも政治面での仲間で妙なことを言い始める奴はいないだろう。
現行通り特に革新もなく進めていくだろう。
もしあれば、私が全力で叩き潰す。
以前にもそういうのがあったが、徹底的に叩き潰した。
この世界は力がものをいう世界だ。
反抗する力があれば叩き潰す。
それが道理だからな。





・・・・結局のところ、何も心配がないということだ。
気軽にやればいい。





ウィリアム
「それでは手勢を集めてきますね。」

クロン
「ああ、今回も頼む。」

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