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2012/07/25 (Wed) 2話

ライサ酒場朝人物アリ(800)

チューーーーーー。





・・・と、別にキスをしているわけではないのであしからず。
フルーツジュースを飲んでいるだけである。
ここのフルーツジュースは特別でなくてもおいしい。
無論、特別は特別においしいのだが。




先日、魔王・・・・もとい、クロノス自治区区長から連絡が入った。
近況を聞きたいと言うのでいつもの店を指定した。
フルーツジュースに舌鼓を打ちながら待っているところである。
無論、場所はいつもの喫茶店である。
ここが私の拠点兼集まる場所の定例になっているからである。
まあ、なんにしても皆のたまり場になるのは良いことである。
私も向かいやすいので。




カランコロン。









・・・・と、魔王が来たようだ。
・・・しかし、ここの首長が気軽に来ていいものだろうか?
言い方を変えれば、内閣総理大臣が気軽に来ているのと同じ意味である。
そんな元首が気軽に私とこんなところで会っていいのかは疑問が残る。
もっとも、あまりあの魔王は気にしないのだろうが。
あの男のことなので。
もっとも、あの男はある程度この自治区がまとまれば、それ以外に興味はない。
究極論を言えば、どうなってもいい。
細かい法律の調節などはしているが、それはあの男がする必要もない。
別に専門家がすればいいだけの話である。
要するに、彼はパフォーマンスをしているだけだ。
官僚が決めた法律をもっともらしく大衆に説明しているだけである。
この世界は複雑で・・・いや単純か?
力あるものが世界をリードする。
そのため、知恵のあるものは強いものに集まるのである。
そうすることで、自分の知恵を反映させているのである。
もともと、クロンもその口である。
彼自身はクロノス自治区をまとめる気はあまりなかった。
魔王はこの自治区の権力者はことごとく倒しただけである。
知恵のある周りの人がこの自治区をまとめることを模索したのである。
彼自身、そこまで政治的知識があるわけではない。
だから、魔王は気軽に動いても一向に政治には反映しない。
そのため気軽に動けるのだろうが。





現在私は、このクロノス自治区ライサ街警護の仕事に当たっている。
このライサ街はクロノス自治区と敵国シュライン国家に隣接する場所にある。
言ってみれば、最前線の町だと言えなくもない。
この近辺では誘拐事件などが多発している。
拉致と言ってもいいのだろうか。
言葉遊びはどうでもいいか。
この近辺では女性の乱暴も非常に多くなっている。
集団で移動していても、女性だけ乱暴されて男性は殺された。
・・・・なんて笑えない話もある。
それぐらいにこの近辺での移動は危険な状況になっている。
その中で女性の誘拐事件が発生した。
その女性は幸いにも私・・・と魔王の力で救出できた。
・・・・・・乱暴された後であったが。




本来はその救出までが依頼だったのだが。
流石にこのライサ街の現状を見た以上はほっとくわけにもいかず。
暫く落ち着くまではここにいることになった。
救出した女性のことも気になったからだ。
もちろん、長期でいる予定はないが・・・。
それでもしばらくはいる予定になった。







その為、依頼主である魔王・・・区長に会っているのである。
情報交換をして、ライサ街の警護に当たっている。
・・・どうして私だけなのか・・・。
と言うわけではない。







クロン
「毎回言っている気がしないでもないがなんで禁煙のこの店なんだ?
 まあ、打ち合わせだけだからな。私はどっちでもいいが。」

ユキノ
「最近は世界が禁煙ブームなんですよ。それは分かっているでしょう。
 我慢をしてください。愛煙家には寒い時代が来ているということです。」




念のため言っておくと。
このグッゲンハイムも禁煙のブームなのだ。
まあ、どこを基準にしているのか知らないが。
身体に悪いことには違いない。
そうしてくれるほうが助かるのだが。
それにしても相変わらず・・・・。
ニコチン中毒に近いような気がするのだが。
エルフでタバコするのも珍しいような気がする。
・・・というよりか、これほど吸う男は見たことがない。





カチン。








私のキレた擬音ではなく魔王がライターを開いた音だ。
そんなこと言わなくても分かっているって?
それは失礼。
しかし、説明しないとアレコレ・・・誰に言われるのだろう?
ついでに言うと。
タバコを吸うのは真面目な話をする前触れである。
魔王に親しい人物なら誰もが知っていることである。
・・・・が、ここは禁煙なのでライターを開けているだけなのが間抜けだ。
それでも近づいて話を聞くしかない。
それが私と魔王の会話スタンスである。

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