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2012/07/25 (Wed) 3話

ライサ酒場朝人物アリ(800)


ユキノ
「・・・・それで?首尾はどうなったんです?
 あれ以降目立つ戦闘はありませんけど。」



あれ以降というのは、あれ以降・・・。
まあ、シュライン軍が攻めてきたときがあった。
かなり少数であるが。
それでもかなり熾烈を極める戦闘になった。
結局、あの結果一人の女性が誘拐された。
・・・・2度目になるのだが。
それを救出するまでの戦闘である。
あれでかなり派手に戦闘をした。
戦闘実数は10人ぐらいなのだが。
それでも爆発あり、大きな魔法あり。
かなりの派手な戦いになった。
あれがまさに小競り合いということだろう。
グッゲンハイム近代に戦闘スタイルとも言える。





クロン
「・・・・・・その前に。ユキノに質問だ。
 この最近で目立った戦闘や兵士の目撃はあったか?」

ユキノ
「シュラインとは特に何もなかったですね。
 近辺を哨戒もしていましたが敵襲は一度もありませんでした。」




この近日は特に何もなかった。
嵐の前の静けさなのか。
それとも台風一過とも言える状況なのか。
そのあたりは不明だが、どの道何もなかった。
・・・という事実がそこに存在する。
要するに何もなかったと言うことだ。
敵国とは言え、毎日戦闘状態というわけではない。
そんなんだったら、かなり困るが。
それでも、ここ数日は拉致事件が横行していた。
そのため、小競り合いを何度もしていた。
暫く落ち着いていたのは何よりだった。





クロン
「ふむ。あちら側も準備のために兵を遊ばせておけなくなったか。」






カチン。





ライターを開けては閉じる。
タバコを吸えない男の気分転換・・・。
というような野暮な表情には見えない魔王の真剣な表情である。
私は近くによって話を聞く。
彼が2度目のライターをいじくると他人に聞かれたくないという合図である。
もう少し近づこう。
・・・あまりこの男の近くによるのは好きではないのだが。。。
それを言っても仕方ない。
香水の香りが結構するのだ。
男性なのに気を使う男だ。








ユキノ
「・・・・・・・どういう意味ですか?」

クロン
「グッゲンハイム国際連盟からホルンの森が小競り合い地区に認定された。」

ユキノ
「小競り合いに認定された?……戦闘が許容されるということですか。
 同時に犯罪なども許容されるということにもなるのですが。」

クロン
「そういうことだな。現状としては、ホルンの森の移動も禁止されている。
 貿易関係は少し制限されるな。まあ、ホルンの森を通るのは少ないが。」




グッゲンハイム国際連盟からの小競り合い地区の認定。
それは事実上小競り合いをしていると世界が認めたようなものだ。
つまり、それは超法規的な措置が認められている。
略奪・強盗・殺人・・・あらゆる犯罪が国家間で認められる。
要するに戦争状態になると言うことである。
これによって、兵士たちは万全の状態で戦うことができる。
逆を言えば、その地域に住む住民は不条理な乱暴に遭う危険性が常にあると言うことだ。
このライサ街が侵略されても、国際的非難を受けない。
なぜならそれは戦いなのだから。
弱肉強食。強いものが勝つ。
弱いものは虐げられる。
その絶対のルールにのっとり演じられるパワーゲーム。
・・・の、一歩手前ということだ。
魔王や私があれほど表立って戦うことを嫌ったのはそのためだ。
現時点でクロノス自治区の地盤がしっかりしていない。
この状況下が不条理な戦いが始まれば、地盤が崩れる。
そうなれば、弱きものが淘汰される混沌とした世界が生まれる。
それを防ぐために私は魔王を支えていたのである。






ユキノ
「国際連盟は何もしない。その状況を観測するだけ。
 絶対に国際連盟自体は何も関与しない傍観者ですからね。」

クロン
「そうだな。それが国際連盟の存在理由でもある。観測者は必要だ。
 特に戦闘がひっきりなしに起こっているグッゲンハイムだからな。」




それが国際連盟の絶対である。
そして、事実をありがままに認め、それを国際的に伝える。
それがグッゲンハイム国際連盟の使命なのだがら。
どんなに不条理な暴力が行われようとも、国際連盟は何もしない。
それを打開するだけの力もないからである。
まあ、冒険者たちにはこれらの地域に入らないように警告をする。
・・・と言った点では役に立っているが。




残念ながら、国際連盟は観測機関である。
そうしなければいけない理由もある。
そもそも国際連盟はセロ・デュミナスが設立した国際機関のひとつである。
だが、軍事力は与えられていない。
どこから軍事力を出すのか揉めるのもあった。
だからこそ、あえて観測機関にしたのはセロ・デュミナスだ。
どこにも肩入れしない。
国際情勢を加盟国全てに伝達する。
それが仕事。
肩入れもしない。
それが原則ルールとなっている。
そのため、いたるところに国際職員はいる。
どこの町にも一人ぐらいはいる。
それで情報を送っている。
このあたりの情報も持っているだろう。





かなり余談だが、給料も破格らしい。
それはそうだろう。
迂闊に少ないと、それこそ情報リークされる。
お金を積めば出してくれる職員も出てくるだろう。
その為、給料は破格にして情報漏えいを少なくしている。
・・・・らしい。どれぐらいなのかは知らないが。

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作戦会議ですかね。
二人とも考えていますね。

クロンとかかわりのある人が本当に大勢いるのですね。
彼はちゃんと頭の中で関係とか、かかわりとか分かっているのですね。

ユキノとクロンの信頼関係が強いんだなあという感じがします。

2012/07/27 19:34 | けい [ 編集 ]


けい 様へ 

あの男の場合、無駄に係わり合いが多いです。
実際には原作者である才条ですら、よく理解していない点があるぐらいなので。

ユキノとクロンは信頼関係ではなく、
…いや、信頼関係か。
人柄まで信頼してませんが。

2012/07/28 06:38 | LandM [ 編集 ]


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