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2012/08/24 (Fri) 4話

核爆発前ホルン森800



ヒューーーーーー。






風を感じる。
爆発を感じられる高台に私はいる。
いつの時代でも、眺めを見るには高台が必要ということになる。
ある人は空を。
ある人は高地を。
そうやって、人は高みから人を見下したいものかもしれない。





状況は上々といったところか。
クロノス自治区は偵察を兼ねて侵攻している。
しかも被害が極小になるように小数精鋭で。
ならば、シュラインも少数で対応するだろう。
少数には少数を。
それでないと被害が思った以上に大きくなる。
職業軍人という言うわけではないが、素人が一瞬で殺されるのがグッゲンハイムだ。
数だけ集めれば勝てるというわけではない。
まさにあつらえ向きと言うわけか。
旦那が全て画策したわけではないだろうが。
そのあたりは彼独特の幸運があるのだろう。
さまざまな要因が働いて、彼に有利な状況がもたらされる。
天性の幸運が彼にはある。
彼が関与すれば、そういう事象は起こりえるということである。





フェルトが持ってきたお抱えの大砲。
実験機用として持ってきた魔導砲がある。
コードネーム『GH1900-FLTONNS(フェルトエヌエヌエス)type483-000』
別名『クール・ブルゼ』。『失恋』の名を冠する大砲。
これがもっとも効果的なポイント。
・・・・そこに巨大爆弾を設置している。
考えたものだ。
はじめから失恋の大砲が破棄することを念頭においている。
まさに失恋さながらな使い方だ。
別に旦那がそこまでセンチメンタルなことを考えてつけたわけではないだろうが。
それでもここまでセッティングをする。
そして、それが思い通りに運ぶと気持ちがいいものである。





魔王も狂犬も私たちの手のひらで踊っている。
そういう印象、あるいは錯覚を受けるものである。
まあ、今回のことに限って言えば私たちの思惑通りに動いてくれている。
これからずっとという言うわけには行かないが。
だが、今回の件で必ず魔王を効果的に動かすことができる。
それは娘が見つかることにも直結する。





カラン。










ウィスキーを片手に森の景色を眺める。
外でウィスキーを飲む。風情があるのかないのか。
よく分からないような設定である。
部屋でちびちび飲むのがウィスキーの基本である。
ウィスキーは蒸留酒の一つだ。
穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したものである。
植物の香りを感じることができる。
それを森の空で香りを感じても風情を感じないのが一般的だろう。




今日はストレートだ。
ウィスキー好きには堪らない飲み方である。
そして、贅沢な飲み方である。
決して酒好きでなければ飲まないやり方である。
酒が嫌いな人はお勧めできない。





ウィスキーをストレートで飲むなんて尋常じゃない。
販売されているものにもよるが、原酒であればアルコール度数は60になる。
半分以上アルコールである飲み物をそのまま飲むのは明らかに普通出ない証拠だ。
それをそのままの飲むなんて酔っ払いたい心情なのかもしれない。




ゴクン・・・・。






舌が焼ける。
のどが焼ける。
その後から、芳醇な麦の香りが口から鼻腔へとくすぐる。
そして、胃から麦の香りを感じているような気がする。
それぐらいに強烈な麦の香り。
焼けるようなアルコール。
ウィスキーのおいしさをじっくり楽しんでいる。
のどで味わうように飲むのが真骨頂。
のどに立ちのぼる香り。
アルコールの心地よい快感。




ライサタイン30年。
ライサ産のみの麦で作られたウィスキー。
30年にもおよぶ長い年月を経て熟成されたライサタイン30年
まさにウィスキーの最高峰。
樽の中で30年以上もの歳月を眠り、なお枯れず、くすまず、輝くような熟成の極みにたどりつく。
忘れがたい美しい記憶のように、限りなく続く余韻。
思わず涎が出そうな飲み物だ。
色合いは歳月を感じさせる深い黄金色。
香りはバニラ香・樽香とともにかすかに感じる甘い香り。
力強く豊かな味わい。
複雑だが柔らかく、かつ芳醇なバランスの取れた味わい。
シェリー、蜂蜜、バニラ等のような甘美な味わい。
飲み干した後に深い余韻与える。




これがウィスキーだ。
カクテルなどが出回ってきている時代。
そんなものは酒じゃない。
このウィスキーをストレートで飲むことこそが酒の楽しみだ。
そういわないばかりライサタイン30年の深い味わいがある。





シェクスピア
「さて・・・ここで楽しく見させてもらおうかしらね。」






まだ、タイミングが早い。
ここでウィスキーを飲んで楽しむとしよう。
戦いはまだ始まったばかりだ。

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