FC2ブログ
2020・09
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/ >>
2012/09/11 (Tue) 5話

11_convert_20120430171825.jpg


ユキノ
「……炎の紋章よ。ユキノ・ヒイラギに力を・・・・!!
 その炎は陽炎のように。太陽に注ぐ水蒸気のように。
 その残像は無限。その水蒸気は絡めて夢のように広がる。
 だが、それは質量があり、物量がある。それは夢の実像。
 それは同心円状に広がり。幻は夢のような実物の花びら。
『炎』上級精霊ヒムラを奉る!!『焔陽炎身(えんようえんしん)!!」




詠唱と同時に周囲が揺らぐ。
私の分身が発生する。
分身した私が周囲を飛び回りアレクサンドラを撹乱する。
質量のある残像・・・。
高度な魔法ということにはなる。
正確には魔力のこもった分身ということになる。
並みの相手では錯乱されるのは間違いない。
・・・・が、相手はアレクサンドラである。
見破るのは間違いないだろう。
それでも錯乱をさせられる。
牽制にはなる。
それで体勢を崩して大技に仕掛けることができれば・・・!!!



ガキン!!!!!



ユキノ
「早い。早すぎる。!!!!!見破るのが早すぎる。
 この反応速度・・・普通じゃないわ!!異常よ!!!」




早い。
早すぎる。
見破るのが早すぎる。
この速度は尋常ではない。
初めからどこが実像かわかっていた?
いや、それはあり得ない。
そんなヘマな魔法は使わない。
道場相手でもここまでの速度で見破る者はいなかった。
師匠……家元ですらここまでの速度で見破れなかった。




この男。
危険に追いやられてさらに危機的な予測が鋭くなっている。
おそらく何をやっても読まれる。
それぐらいにカンが冴え渡っている。
奇襲などは全く役に立たないだろう。
それぐらいに冴え渡っているだろう。
早めに気づいて助かったかもしれない。
迂闊に使って直撃したら死んでいただろう。






アレクサンドラ
「ある!!フェルト国家がでしゃばってくるのは強いからだ!!
 西大陸で一番強い国家!!それがフェルト国家だ!!
 強い国は他の国を侵略する権利がある。統治する権利がある!!
 支配する権利がある。それはデュミナス帝国がやっていることだ!!」





ブウウウウウウウウウ!!!!
 



あざ笑うかのようにガンランスを担ぐアレクサンドラ。
横合いから頬を?き切るように明寿崇『焔蛍』を振るう。
アレクサンドラはまたも首を逸らして私の攻撃をかわして見せた。
刀が捉えたのはアレクサンドラの汗くらいのものだ。




・・・・・・どうする。
これはかなり難しい局面である。
奇襲は難しい。
先ほどの魔法も見破られた。
・・・初見に近い状態であそこまで見破られた。
ならば他の攻撃をしても難しいだろう。
それぐらいなまでにアレクサンドラは冴え渡っている。
おそらく今まで戦った中で一番強い状態である。
ここまでの極限状態の中で。
ここまでの力があるのは信じられない。
それぐらいなまでにこの男は強い。
相当強い。
以前に戦ったときよりも格段に反応がいい。
まさか戦うほどに強くなる戦闘民族だというのか。

スポンサーサイト



未分類 | trackback(0) | comment(0) |


<<6話 | TOP | その16>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://landmart.blog104.fc2.com/tb.php/1441-808c3780

| TOP |

プロフィール

LandM

Author:LandM
この小説を書いている人たちを指します。
作品によっては一人で書いていたり、複数で書いていたりします。
LandMとはその総称です。
よろしくお願いします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード