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2012/09/08 (Sat) 4話

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ガキン!!


ガキン!!


アレクサンドラの必死な攻撃。
転じる僅かな間隙をついて接近しつつ明寿崇『焔蛍』を振るう。
しかしどんな反射神経をしているのか。
私の斬撃は長大なガンランスに阻まれる。




明らかに速度が違う。
尋常ではないスピードでこちらを攻め立てる。
今までの雑兵とは訳が違う。
当たり前のことだが。
あらゆる細かい部分で技術を感じる。
あれだけ大きなガンランスを使っている。
にも切り返しの速度が普通の武器と同じである。
姿勢にブレがない。
反撃の速度も速い。




あんな大きな得物で反応してくる。
アレクサンドラは正真正銘に強い。
それぐらいにあらゆる面で普通の兵士を凌駕している。
もともとそれぐらいのポテンシャルは秘めている。



ガキン!!




ガシ!!







ユキノ
「・・・・・・・・・・・ち!!!!
 掴みかかってくるなんて……相変わらずの我流ね!!」

アレクサンドラ
「戦いに卑怯もクソもない!!戦うことの唯一の価値基準!!
 それは勝つことだ!!それが戦いってもんだろおおお!!!」




つばぜり合いになるや否や。
片腕で掴み掛かってきた。
アレクサンドラの腕を蹴り飛ばして軌道をずらす。
抑え込んで私の動きを封じるつもりだったのだろう。
勝つためには型にはまらない。
相変わらず恐ろしい男だ。




体術というのは戦うことで必要な要素だ。
何も武器だけで戦うのが戦いではない。
確かに武器の威力は相当高い。
おそらく武器でないと致命的なダメージは与えられない。
・・・が、それでも体術は重宝する。
どんなに強い武器があっても、ダメージを与えられないと意味が無い。
姿勢を崩す。
そうした意味では絶対に体術は慣れておかないといけない。
それが剣術や他の武器に繋がる。






ユキノ
「焔の火炎にて全てを振りほどけ!!!
 炎属性魔法『焔捉(えんそく)』!!!・・・・ハッ!!!!」




バシュウウウン!!!!




魔力を込める。
私は掴まれた腕を振り下ろす。
地面に足を叩きつける。
そして足場に炎が舞い上がる。




焔流派は刀が主体の武門ではあるが。
それだけが全てではない。
刀を使うための体術は全て習う。
そのため、かなり体術の比重が重い。
5分5分・・・。
若い門下生ならば、ほぼ体術と言っても良い。
それぐらいに体術は重要な要素である。




先ほどの「焔捉」もその一つである。
いわゆる掴みかかったときの対応である。
魔力を急速に込めて、掴みかかれたものを解く。
超接近戦になったときに、有効な技である。
かなりの速度。
そして込められる魔力。
地面に立ち込める炎。
それによって、否が応でも接近者は離れる。





アレクサンドラ
「・・・・・・・ち!!!!!小癪な!
 随分と味な体術を使ってくれる!!流石はユキノ・ヒイラギだな!!」

ユキノ
「ありがとう・・・・・だけどね。褒められても嬉しくないわ・・・!!
 ・・・・・・・・・・・遅いわよ!!!ハアアアアアアアアア!!!」




ブウウウウウウウウウウ!!!







ユキノ
「・・・・こんなこと言うのも初めてだけどね・・・。
 クロノス自治区の平和の為に・・・・死になさい!!」





ブウウウウウン!!!!




離れるアレクサンドラ。
いくらアレクと言えども、多少体勢を崩している。
先ほどの体術の影響だ。
その崩した先に渾身の力を込めて振りぬく。
魔法は込めていないが・・・。
それでも魔力がこもっている。
当たれば間違いなく負傷するだけの威力がある。





ブウウウウ!!!







アレクサンドラ
「ぐぅ!……それでいい!!それでいい!!
 グッゲンハイムは力で支配されているんだからなああ!!!」

ユキノ
「それがどうかしたの!!
 アレクサンドラ・トーリノ!!」




タイミングはこれ以上なかった。
・・・・というのにこの男は認識していたのかすら怪しいほどの反応で体をずらした。
結果として体の脇を炎の刃が捉えたがかすり傷程度だ。
もう少し深手を負わせられれば・・・!!!





それにしても狂気に近い。
それぐらいのアレクサンドラは笑み。
笑っているのか。どうなのか。
尋常じゃない目つきをしている。
額にはうっすらと汗をかいているようにも見えた。
いや、うっすらとではないか。
ここまで尋常じゃない雰囲気である。
先ほどの壮絶な爆発。
そして、この戦い。
汗は尋常じゃないほどかいているだろう。

アレクサンドラ
「お前は感じたことがないか!!不満に思ったことはないか!!
 この世界が力によって統治されていることを!!
 この小競り合いにしてもそうだ!!西の大国フェルトがでしゃばる!!
 女狐のシェクスピア・ノアール!!奇跡の学者ラック・フェルト!!
 まるで、西大陸の戦い全てを取り仕切っているみたいになあ!!
 西大陸は全部フェルト国家のものだといわないばかりになあ!!」

ユキノ
「そんなこと・・・・!!今の戦いに関係あること!!??
 そんなもの、今は些末事!!戦いに集中しろ!!!!」




狂気の目。
それでいて集中はしている。
あの爆発で負傷をしているはず。
遠くにいた私ですら負傷しているのである。
痛みもある。
その痛みすらも超越して戦っているのか。
それにして、恐ろしい集中力だ。

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やはりアレクサンドラ、格好いいです。
野生的な戦士はたまりません。

ああ、でも、そろそろ死ぬのか、という予感がしますね。
もったいない……。

2012/09/09 22:31 | 呼鳥 [ 編集 ]


 

 こんばんは。
アレクサンドラの言葉に拠って ユキノの心に 何か疑惑が芽生えるのかな。
色々な人物の思惑が 絡み合い 魅力的な展開です。

 

2012/09/10 18:23 | ウゾ [ 編集 ]


呼鳥 様へ 

褒めて頂きありがとうございます。
もともとキャラ設計はしてあったお人だったので、
一貫性があるキャラだなと思います。
そろそろ死ぬかどうかは・・・まあ、展開次第ということで。

2012/09/11 07:39 | LandM [ 編集 ]


ウゾ 様へ 

この作品の魅力は敵味方、それぞれの思惑で動いていることですね。
その思惑が絡み合って、戦いに至っているので。
その辺りを見ていただいてありがとうございます。

2012/09/11 07:40 | LandM [ 編集 ]


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