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2012/09/14 (Fri) 7話

焼け野原森夜800



・・・・決着をつける。
ここで。彼との全ての決着を。
ショコラさんの苦痛。
そして、今まで陵辱されてきた女性たち。
ライサ街で恐怖に震えている人たち。
それらの思いをのせて・・・・・!!



ガキン!!







ユキノ
「こんなこと人生で言わないと思っていたけどね……。
 全力で行くわ。だから…………死んで。」

アレクサンドラ
「そうだ!!それでいい。戦うことは罪ではない。本気で戦うことは。
 信念を持ち、そして、守るもの為に戦えばいい!!!!」




・・・・分かっている。
この男に加減をして勝てるわけがない。
全力かつ全身全霊の魔力をぶつけた攻撃を仕掛ける必要がある。
そうしなければ、この男の膝を落とすことはかなわない。
・・・・が、その好機が訪れない。
完全に無防備になるようなことはありえない。
その瞬間を狙えるように色々仕掛けているが・・・。
それがかなわない。
無拍子の攻撃が全く通用しないのは初めてだ。
もちろん効果はあるが致命的な隙を作るに至らない。
体力には自信があるが、それはあちらも同様だろう。
強襲を・・何度か仕掛けるが未来視のスキルがあると疑うほどの本能で避けてくる。
・・・要するに致命的な攻撃を仕掛けることができないまま終わる。




これ以上の戦闘に遅延は不利になる。
彼の研ぎ澄ました戦闘感覚がある限り。
私に不利になる。
ジリ貧になれば負ける。
・・・・・・。
・・・・・・・ならば。
全身全霊の奥義を見せるしかない。
今、私が見せれる最大の技の乱舞を。
相手も技を隠しているかどうか。
そのあたりの力量も測れる。





正直。ためらいもある。
全身全霊の技は私自身も本気でやったことがない。
間違わなくても人が死ぬ。
それが確実な技である。
しかも、真剣である。
確実に殺意があるからこそする技である。




・・・・・が、それと同時に剣士としての高揚感もある。
最高の武器。あつらえ向きの戦場。
そして、憎むべき相手。
これらの好条件で技を繰り出せる達成感。
それは剣士として高揚感につながる。
決して、戦闘狂というわけではない。
だが、剣士としてこれほども好条件もない。
自分自身どこまで強くなっているのか試してみたかった。




ガキン!!!!








再び剣と槍のせめぎあい。
力と力。
技と技の応酬。
これまで戦った経験上、これで決着がつくことはありえない。
普通の攻撃ではアレは倒せない。
本気で殺す気で戦わないと倒せない。
それは分かっている。





ユキノ
「炎は触れてはいけない禁断の領域。触れるものは火傷を起こす。
 禁じられた暴走の力である。 触れてはいけない熱き力である。
 それを制御できぬは暴走を招く。引いては己の破滅を招く。
 この炎を制御せしぬ者こそが利用できる破滅の力である。」

アレクサンドラ
「・・・ち。打ち合いの中での詠唱か。」




焔流派上級剣技………。
『火粉焔斬(かふんえんざん)』。
下手をしなくても一般兵士をなぎ払うだけの力がある技である。
それを今回は単体に仕掛ける。
それだけエネルギーが集中できる。
下手な武器や防具だったら、丸ごと一刀両断。
あるいは焼け爛れるほどの魔力と力がある。
今回は打ち合いの中の詠唱。
気を抜けば崩される。
だが、そこは一介の剣士。
詠唱を開始したからといって、打ち合いが鈍ることはない。
それは一流の戦士であれば当たり前のことだ。
グッゲンハイムの世界では。



アレクサンドラ
「水は恵みの雨と言われるが、そんなこともありなん。
 洪水や津波は人を押し込め、破滅の彼方へ追いやる。
 これは水の荒れ狂う力である。人が制御できない彼方への力。
 これを触れんとするは破滅を招く。ひいては世界の破滅を招く。
 この水の荒れ狂う力を制御せしむは人外の所業である。」




・・・・・・!!
アレクサンドラも対抗してきた。
ここまではいい。ここまでは計算どおり。
技の応酬は望むところ。
それに勝てばいい。
それだけの話だ。
少しでも力が勝れば私が勝てる。



ガキン!!




打ち合いしながらの詠唱。
今までの打ち合い以上に神経質に打ち合う。
ここでの打ち合いに負けることは死につながる。
体勢を崩して、技を仕掛けられればそれこそ直撃になる。
それは同時に死と同じことである。
それを避けるためにも・・・この打ち合いに負けてはられない。

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