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2010/04/03 (Sat) 4話『隠遁のやりとり』

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クロン「アズクウェイド!!」

アズクウェイド「良い、悪いで言うと、かなり面白い状況だな。」


相変わらず皮肉で答えるアズクウェイド。
これは性格なのだ……と考えてから、言いたいことを把握する。
つまるところ、あまり良くないということである。
どこをどう……というのも難しいが退屈を嫌うアズクウェイドだ。
何か出来事があれば喜ぶのがあの男なのである。





クロン「クラッシュ ソードは聞いたことがあるか?」

アズクウェイド「そりゃあ、俺はフェルトにいたからな。
        結構、聞いたことがあるぜ。
        『フェルト国家とシュライン国家で小競り合いがあった』なんて話を聞いたら、
        シュライン国家は大体がクラッシュ ソード部隊だ。
        曲がりなりにも『西の管理者』と呼ばれる大国フェルトと互角に渡り合える
        シュライン国家の部隊と言ったら、クラッシュ ソード部隊しかいねえからな。
        そんな新聞の一面で出てくるような有名部隊が魔王様のところにやってくるんだから、
        モテモテだな。」


クラッシュ ソード部隊はいわゆる軍隊の花形部隊だ。
それこそ精強さではシュライン国家ではNO1を誇るのは間違いない。
判断に迷うべくなく、ソレが来る前に決着をつけた方がいい。

……でないと、多大な死傷者が出る。






クロン「隕石落としの準備をしろ。」

アズクウェイド「アイアトーネ中心官庁に落とすのか?」

クロン「そうだ。」


クロンは間髪いれずに命令した。
命令したのはアズクウェイドの隕石落としの魔法である。
これは要塞すら粉砕できる正に禁呪らしい魔法である。
下手をすれば大災害規模の被害が見込まれる。
これを使うことは国際条約違反にもなる命がけの使用だ。
クロンはそれをためらいなく命令した。

命を尊重するというのはクロンの信念である。
……しかし、人間とそれ以外ということで天秤を図れば最優先で人間以外の種族を尊重する。
それが魔王クロン・ウェスターノである。
彼はその点においては本当に生粋の魔王なのである。





アズクウェイド「いいのか?」

クロン「具体的なことを教える。…………………。」

アズクウェイド「…………………やり方はえげつなくても……それで最終的な死亡人数は減る……か。」

詳しい手順を聞いたアズクウェイドは笑ってしまいそうな表情になった。
あまりには無茶苦茶過ぎる。
それを言ってしまえば、そもそも2時間でアイアトーネ市自体を落とすこと自体が無茶苦茶か。

そう考えると、やり方が強引になるのも仕方ない。






クロン「頼んだぞ。これはお前じゃないとできない。」

アズクウェイド「分かっている。けど、成功するかどうかは本当に未知数だぞ。」

クロン「成功する土壌はこっちで作るさ。」

アズクウェイド「了解。」


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comment











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クロンなかなか考えていますね!

死人ができるだけ出ないようにしようというところにヒューマニスティックなものを感じます(デミヒューマンだけど(^^))

アイアトーネ市にもそれなりの人物がいるのでしょうか。

外交交渉の丁々発止が見たいです。

ところで、勝手にリンクさせていただきましたが、どうせなら相互リンクしませんか?

よかったらですけど。

もしも嫌でしたら、「お前みたいな無礼なやつ、きらいだーっ!」とおっしゃられたら泣いて帰りますので。

どうかよろしくお願いします。

それはそうとして、いつもながらのヤボにもほどがあるツッコミですが。






うーん、クロンの作戦は無理があるような……。

戦略的に圧倒的に優位に立っているシュライン軍が、戦術的に圧倒的に不利な状況で講和する必然性は薄いんではないかと。

確かに戦略的に優位な側が講和に応じた日露戦争とかの例はありますけれど、この場合はなあ。

だいたい、市庁舎に落とすとはっきりいったんじゃ、市庁舎から政府首脳が逃げ出して、アイアトーネ市の各所に立てこもるとかして事態が泥沼の市街戦になるのは避けられないし。

アイアトーネ市のほうでも、クロンが望むのはアイアトーネ市を自軍の補給拠点にすることだろうとわかっているだろうから、市を完全にぶっ壊すほどの隕石の無差別大量使用はしないだろうと踏めるだろうし。

そもそもそんな威迫だけで都市が落ちるなら、戦争もずいぶん楽なものなのだけども……。

うーん。

2010/04/03 12:34 | ポール・ブリッツ [ 編集 ]


Re: タイトルなし 

ポール・ブリッツ様へ。
リンクの件についてはちょっと保留とさせていただきます。特に相互リンクにすること自体は問題ないんですが、諸事情がありましてね。。。その辺が解決できたら、リンクをつなげようと思います。ご了承くださいませ。

この作品は無茶苦茶な奴らが無茶苦茶しまくるファンタジー戦争です。
現実問題無理なんじゃない?ということを、強引に現実にできる力がある奴らがこの大陸に集まっています。その辺が見どころなんじゃないかと思います。
……ということが、ポール・ブリッツのお話を聞いてよくわかりました。結局、作戦なんてクソ喰らえなんですよ。……たぶん。

ただ、あのサハクでも躊躇うぐらい、クロノス自治区というところは厄介なところであることは確かです。未知数の戦力を持っていることは確かなので。応じる可能性はそれなりにある……という設定です。
加えて、シュラインの敵はクロノス自治区だけではありませんからね。こうして、クラッシュ ソードがクロノス自治区に向かっている間にも、フェルトとシュラインの別部隊が戦争やってますからね。サハクの本音はさっさと戦争を終わらせて、フェルトとの戦争に戻りたいんですよ。……判断がね、難しいんですよ。長引けば長引くほど実はフェルトの侵攻を受けているシュラインの方が不利になりますからね。

2010/04/03 16:05 | LandM [ 編集 ]


No title 

これで相手側が怯むのならいいけど、
余計に怒りが増すみたいなことがある。

戦争に反対であった親クロン派がいたとしたら、
この攻撃によって強硬派にそれみたことかと潰される。

ならば何もしなくていいのか、そんなことはない。
やられっ放しでいいわけもない。

そんなあれやこれやと考えると戦略って本当に難しい。
いい勉強になるわぁ〜

2013/02/25 22:05 | ぴゆう [ 編集 ]


ぴゆう 様へ 

あの男は平凡的な戦略しか立てれない人です。
そこまで天才的な戦略を立てれる人でないです。
根回しなどは得意ですけどね。

あれはこれや考えて最適な戦略を考えています。
彼は等身大の戦略なので勉強にはなります。

2013/02/26 20:26 | LandM [ 編集 ]


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