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2013/09/25 (Wed) 7話

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7話「邂逅」


ガシャアアアアアン!!!



鎧が崩れ落ちる。
先ほどまで戦っていたファントムナイトである。
鎧仕掛けの亡霊は崩れ落ちていた。
魂が抜けている。
どうやら完全に倒したようである。

流石は勇者だったカレンである。
2ランク上の敵であっても、問題なく倒している。
その辺りは経験がモノを言っているのである。





カレン
「やれやれ・・・手間取ったぜ。流石に2ランク上の敵と戦うのは難儀だ。
 ・・・・歳を食ったもんだ。」

ヒンメル
「ご無事で何よりです。」


背後から大きな老女がやってくる。
大きさから言えば、カレンの方が大きい。
ボディガードらしいボディガードである。







グビグビグビグビ。



カレンは懐にある酒を飲んだ。
これで何杯目か。
ヒンメルには分からない。
これじゃアルコール中毒と変わらないではないか。

・・・そう、ヒンメルは思うがカレンが酔っ払っても戦闘能力は変わらない。
酒の勢いで戦いたいということだろうか。









カランカラン。


カレンは酒のケースを投げた。
それは魔王のほうへ転がって行った。


そして、カレンはクロンを見た。
クロンはカレンを見た。

勇者だった者。
魔王だった者。
30年ぶりの出会いであった。





クロン
「・・・・・・・。」

カレン
「・・・・・・・・。」



クロン
「・・・・・・・。」

カレン
「・・・・・・・・。」




クロン
「・・・・・・・。」

カレン
「・・・・・・・・。」



クロン
「・・・・・・・。」

カレン
「・・・・・・・・よう。
 元気そうじゃねえか。
 30年ぶりだな。
 相変わらず
 魔王らしく血みどろの惨劇は好みのようだな。」

クロン
「まだまだガキには負けてられないんでな。
 魔王らしい演出をやってみたまでだ。」


カレンは笑った。
そして、クロンも笑った。


魔王と呼ばれ、勇者と呼ばれ50年。
何度か戦ったが、結局殺しきることが出来なかった。


今度こそ絶対に殺しきる。
必ず殺しきる。


先ほどの笑顔は殺しきることの合図であった。

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